景色は最高だし、開放感も気持ちいい。
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伊豆半島ジオパークをめぐる
伊豆半島ジオパークとは、静岡県の伊豆半島における大地(ジオ)が育んだ貴重な資産を多数備えた地域が、それらの保全と活用によって経済・文化活動を高め、結果として地域振興につなげていく仕組みである。
Wikipediaにそう書かれているように、伊豆半島は全域にわたって見ごたえのある地形や自然環境が数多くあります。東京から車で3時間程度の場所に、このような自然に触れられる環境があるのです。
前回までは、天空のスカイラインをドライブしたり、断崖絶壁の上に立ってみたり、開放感のある高原で走り回ったり。今回は、木がない大きな山にリフトで上りました。
噴火した火口、大室山へ
先日お伝えした城ヶ崎海岸の断崖絶壁。約4,000年前に大室山が噴火したときに流れ出た溶岩でできた地形であると書きましたが、今回訪れたのはその火口です。現在では噴火はおさまっていて、火口の上までリフトで一気に上ることができるようになっています。
リフトで上ります
リフトは往復700円。標高400mの山麓から580mの山頂まで、高低差180mを6分かけて上がることができます。植生保護のためリフトでの移動のみが可能であり、徒歩での登山はできません。
最高の景色、そして風が強い
リフトを降りるとこのような伊豆半島の景色が広がります。天気もいいし、視界を遮るものがない360度ビュー、最高です。また、中心部の火口は70mほどの凹みとなっており、アーチェリーが楽しめるようです。
遮るものがないということは、海からの風を直接受け止めなければなりません。標高が比較的高いこともあり、結構寒いです。ただ、歩けば体が暖まるので、そんなの大したことないんですけどね。
1周約1kmの遊歩道を歩く
火口の周囲は約1kmの遊歩道となっており、のんびり歩くのにはちょうどいい道のりです。景色はいいし開放感はあるしで、歩くのがとても楽しかったです。正直、上るまであんまり期待していなかったのですが、これは来てよかった!
植物たちを観察しつつ、写真も撮りつつ、伊豆半島の自然を満喫すると。最高の休日じゃないですか。
日が傾いてきた
そうこうしているうちに、少し日が傾いてきました。山肌に当たる光と対になる陰影が、この時間帯特有のいい雰囲気を作り出します。いいところだなあ。
下ります
もっと日が暮れるまでいたかったのですが、動かないとさすがに寒いし、リフトの営業時間も終わりそうだったので、やむなく下りることに。徒歩では下りられないので、営業が終わって取り残されたらたまったものではありません。
最後に
期待値が低かったと言えば失礼かもしれませんが、期待以上に楽しい場所でした。約1km歩くだけで火口を1周できるのもちょうどいいスケール感で、散歩するくらいの温度感で気軽に訪れられる場所だと思いました。
そのうえ、山頂からの景色は最高だし、遮るものが何もない開放感も気持ちいいし、おすすめのスポットです。城ヶ崎海岸から近いので、セットで訪れるといいかもしれませんね。
「伊豆半島ジオパークをめぐる」シリーズ
- 第1回:天空のスカイライン
- 第2回:城ヶ崎海岸の切り立った崖
- 第3回:細野高原の草原と風車
- 第4回:大室山の火口にリフトで登る(この記事)
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