まさに断崖絶壁。
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伊豆半島ジオパークをめぐる
伊豆半島ジオパークとは、静岡県の伊豆半島における大地(ジオ)が育んだ貴重な資産を多数備えた地域が、それらの保全と活用によって経済・文化活動を高め、結果として地域振興につなげていく仕組みである。
Wikipediaにそう書かれているように、伊豆半島は全域にわたって見ごたえのある地形や自然環境が数多くあります。東京から車で3時間程度の場所に、このような自然に触れられる環境があるのです。
前回はプロローグとして伊豆半島に向かうまでの景色をお届けしました。「伊豆スカイライン」という天空の絶景道路から見る景色は何物にも代えがたく、何度でも通りたい場所です。
城ヶ崎海岸へ
伊豆半島の東側・伊東市にある城ヶ崎海岸は、約4,000年前に大室山が噴火したときに流れ出た溶岩でできた地形です。まさに断崖絶壁であり、柵がない場所がほとんどなので、落ちるすれすれのところまで歩いて行くことができます。
すぐそばの駐車場に車を止める
城ヶ崎海岸は入場料は必要なく自由に立ち入ることができますが、すぐそばの市営駐車場は有料です(1回500円)。車がないと行けないような場所なので、駐車場代が実質的に入場料でしょうか。
駐車場から100mほど歩くと売店と灯台があります。普段であれば灯台の内部も見学できるようですが、新型コロナウイルスの影響で密を避けるために立ち入り禁止となっていました。
ただし、灯台の下がちょっとした展望台のようになっていて、美しい太平洋を一望することができます。奥にうっすらと伊豆大島も見えていました。
溶岩の大地へ
灯台の目の前にはゴツゴツとした溶岩の大地が広がっています。特に柵はなくて、断崖絶壁の端っこまで歩いて行くことができます。足を踏み外したら高さ20mの崖の下に真っ逆さまなので、気をつけましょう(そもそも端っこまで行くなという話)。
吊り橋を渡る
城ヶ崎海岸は2つの岬から構成されていて、それぞれの岬の間に吊り橋が架かっています。今にも崩れそうな木製の吊り橋ではなく、頑丈な鉄製なので落ちる心配はないように思います。しかし、揺れるし結構高いし真下は荒波の太平洋だし、渡るのはちょっと勇気がいりました。
渡った先にも溶岩の大地が
吊り橋を渡った先にも溶岩の大地が広がっています。こちらの方が広くて、同様に自由に散策することができます。一歩間違えたら落ちるので、歩きやすいスニーカーで散策するといいでしょう。ブーツやヒールは厳禁です。
崖の下には荒波が打ち付けています。仮に崖の上から落ちて生き延びたとしても、あの荒波にもまれて溺れてしまいそうです。それなのに先端の方まで行く人もいて、内心ヒヤヒヤしてました。人が転落する現場は見たくないぞ…
最後に
初めて訪れた城ヶ崎海岸。なかなか見る機会のない切り立った崖を見ることができて、訪れた価値は十分にありました。少し行きにくい場所ではありますが、伊豆半島をドライブする際には訪れてみてもよいかもしれません。
ただし、靴だけは本当に気をつけて。履き慣れたスニーカーで行くことを強くおすすめします。
「伊豆半島ジオパークをめぐる」シリーズ
- 第1回:天空のスカイライン
- 第2回:城ヶ崎海岸の切り立った崖(この記事)
- 第3回:細野高原の草原と風車
- 第4回:大室山の火口にリフトで登る
→ シリーズ一覧へ