一日の疲れを癒やし、ストレスから解放されるために最も向いているのは何か。もちろん人それぞれの方法があるかと思うが、個人的にはゆっくりお風呂に浸かることが一番だという結論に達している。次点で音楽に合わせて歌うことかな。この2つを同時にすることができれば、もう疲れなんて忘却の彼方だ、さよならストレスさん。こんな贅沢をするために防水スマホをお風呂に持ち込んでいたのだが、ゆっくり音楽鑑賞をするにはどうも音質がイマイチだった。そこで目をつけたのがソニーのアクティブスピーカー「SRS-X1」だ。ヤマダ電機で7,000円ほどで購入し、3か月ほど使用したのでレビューしたい。
※ 防水性能を謳っているスピーカーだが、浸水して壊れても保証されないので注意。あくまでも自己責任で使おう。
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アクティブスピーカー「SRS-X1」
公式サイトはこちら。ブラック・ホワイト・バイオレット・ピンクの4色展開となっている。
購入したのはホワイト。パッケージも防水を意識したものだ。(机の上汚いな…)
iPhone 6sとサイズ比較。手のひらサイズの球形だ。初めて実物を見たときは思っていたよりも小さく感じた。
デザインもすばらしい。
本体左側には再生/一時停止ボタンや曲送り/戻しボタンが並ぶ。右側には音量ボタンに加えて通話のためのマイクや受話ボタンもある。
背面のパッキンを開けると、左から順に外部入力用のAUX端子、リセットボタン、充電用micro USB端子が並ぶ。
防水スマホ×防水スピーカー
当然ながらSRS-X1はスピーカーであるため、スマートフォンなりタブレットなりの音源を再生するデバイスが必要だ。お風呂で使う上では防水性が要となるが、そこで登場するのが防水スマホ。僕はXperia Z3 SO-01Gを使っている。
※ 同じくお風呂での使用は保証対象外だ。自己責任で使おう。
NFCで簡単接続
SRS-X1とXperiaはBluetoothを使ってワイヤレスで接続される。NFCを使うとかざすだけで接続/切断がスムーズに行える。便利!
XperiaのFeliCaマークを…
スピーカーのNFCマークにかざすだけで…
接続される。かんたん! 切断も同様の手順だ。
音楽の再生にはGoogle Play Musicを使っている。もちろん他のアプリを利用することも可能。
音質は?遅延は?
ワイヤレススピーカーなので音質や遅延が気になるところ。公式サイトによるとBluetoothの伝送コーデックにはSBCを使用しているようだ。個人的にはSBCには音質がいいイメージがなかったのだが、実際に使ってみると思いのほか悪くなかった、というかむしろいいと感じた。モノラルとなってしまう*1が低音域から高音域まできちんと出ている印象だ。このサイズでなかなかいい音を出してくれるじゃないか。ただ感じ方は人それぞれなので、気になる人は店頭で実際に聞いてみて欲しい(ヤマダ電機には実機が置いてあった)。
遅延に関してはソニー製品同士なら気にならない範囲だ。Xperiaと接続してYouTubeやNetflixの動画を見る限りでは遅延は感じない。しかしながら、iPhoneやiPadといったiOSデバイスと接続すると若干の遅延を感じることもある。だからといって大きく遅延するわけではなく、個人的には動画の視聴にも問題のないレベルだと思っている。(他のAndroidデバイスでは未検証。検証次第追記します。)
まとめ
今回はお風呂での使用にフォーカスを当ててみたが、机の上で使うもよし、旅行先に持って行ってホテルで使うもよし、といった具合になかなか用途の広いスピーカーではないだろうか。小さいからスーツケースにも忍ばせやすいしね。このような「ちょっと小さめのスピーカー」が出始めた当初は、こんなの何に使うんだ?と懐疑的な見方をしていたのだが、実際に購入して使ってみると満足度は非常に高かった。スマホやタブレットの申し訳程度のスピーカーに限界を感じている人には自信を持ってオススメできるスピーカーだ。
*1:1台で使用するとモノラルスピーカーとなってしまうが、2台購入してペアリングするとステレオスピーカーとして機能するらしい。