宝の持ち腐れを回避!
せっかく持っているソニーのアクションカムを、もっと外に持ち出さないともったいない!と急に思い立ち、車載してドライブに出かけてみましたよ。
この記事では、アクションカムでの車載タイムラプス撮影のやり方から、それを動画にする方法までを軽くまとめ、感想や反省点も振り返ってみたいと思います。
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まずは見てもらった方が早いと思う。
やり方とかいろいろ説明する前に、まずは完成品を見てもらいましょう。2分少々の動画になりました。
はい、いろいろと反省点の多い動画となってしまいましたので、この記事の後半でまとめますね。
今回のドライブコースは、JR長崎駅前をスタートして雲仙の温泉街を経由し、諫早湾干拓の堤防道路まで。地図にするとこんな感じです。
ゴールの堤防道路は以前記事にもしていますので、もしよかったらどうぞ〜。
【Drive! on cube】海を貫く全長7kmの直線道路!諫早湾干拓堤防道路から見る絶景(長崎県) – starnote*
撮影方法など
動画は2分くらいですが、実際の撮影時間は2時間10分ほど。クルマのダッシュボードにアクションカムを置いて、2秒ごとに写真を撮影しました。運転席から見たらこんな感じ。
まずダッシュボードへのマウントですが、今回はJOBY Micro Tripodというミニ三脚を使って、ポンと置いているだけです。
ちなみのこのミニ三脚、普段はミラーレス一眼NEX-7に付けているのですが、角度をつけて置きたいときなどに意外と重宝します。オススメです。
「インターバル」モードで2秒間隔で撮影
アクションカムでの撮影は、動画モードではなく「インターバル」モードを使用しました。このモードでは、2秒、5秒、10秒など、あらかじめ指定した間隔で写真を撮影してくれます。出力されるのはあくまでJPEGです。
なぜこのモードを使ったかというと、バッテリーの持ちの問題から。アクションカムで「動画」を撮影すると、すぐにバッテリー切れを起こしてしまいます。2時間とかは無理なんじゃないかな。どうせ早送りにして編集するので、今回はバッテリーの持ちがいい「インターバル」モードで撮影しました。
あと、熱の問題もあります。クルマのダッシュボード上は直射日光を食らうので、夏になると相当熱くなります。動画モードで撮影する際のアクションカムからの発熱も加わると、高温を検知して撮影が止まってしまうんです。インターバルモードで撮影したら(今回は)大丈夫でした。
編集方法など
2秒間隔で2時間ほど撮影すると、出力されるJPEGファイルは4000個ほどにも及びます。これを手作業で1コマずつ繋げていくのは無理なので、タイムラプス作成用のソフトを使用することにしました。
タイムラプス動画の作成は「Panolapse」で
今回使ったのは「Panolapse」というソフト。無料版では解像度が1280×720に制限されますが、試しにやってみたかっただけなので、これで十分。
→ Panolapse – タイムラプスとパノラマの動画作成ソフト
Windows版、Mac版、どちらもあります。このソフトで4000枚のJPEGファイルを繋げて1本の動画にしました。
仕上げは「Adobe Premiere Pro」で
Panolapseから出力された動画にテロップを付けたり、タイトルを入れたりなどの作業は、Adobe Premiere Proで行いました。ほんと、Creative Cloudさまさまです。
音楽はYouTubeのオーディオライブラリから「Silver」という曲をチョイス。明るくてテンポのいいドライブ動画に仕上がったと思います。
作り方としてはこんなものでしょうか。Premiere Proでの編集以外、敷居の高いことはやっていませんし、タイムラプスの作成自体にお金はかかっていません。(アクションカムを持っている前提ですが…)
クルマを持っていない人でも、友達のクルマに乗せてもらうときとか、レンタカーを借りてキャンプに行くついでとか、何かの機会にやってみたら楽しいと思いますよー!
やってみた感想と反省点
今感じているのは、これはいい趣味になりそうだなぁということ。適当にクルマを転がすドライブももちろん楽しいし、その上帰ってきてから見直すのも楽しい。まさに一石二鳥です。ブログ記事にもできるから一石三鳥かな。
高速道路を走りながら、こうやって撮影したらいい動画が撮れそうです。今度やってみようかなぁ。
今回は思いつきでやったので、事前準備は(アクションカムの充電以外)全くしていませんでした。だから反省すべき点もあります。
反省点①:振動でカメラがズレていく
今回はミニ三脚「JOBY Micro Tripod」を使ってダッシュボード上に置いただけだったので、走行中の振動や遠心力でカメラがズレていきました。重心の関係か、右側ばかり向く始末。
これはね、振動というものを甘く見ていましたね。ここまでズレていくとは思わなかった。次回以降は、吸盤タイプのちゃんとしたマウントを買ってから挑みたいと思います。
反省点②:ワインディングには向かない
動画の後半では山道に入りました。画面が右に左に揺られて、もう見ているだけで目がチカチカします。このような早送り系の動画では、ワインディングでの撮影は向かないようです。
逆に、雲の動きは見ていて面白いなぁと思ったので、周りに遮るものが無いまっすぐな道で撮影するのがベストでしょうか。やっぱり高速道路かなー。
反省点③:熱対策が十分じゃないかもね
上の写真は、タイムラプス撮影終了直後に撮ったものですが、アクションカム本体が結構熱くなっていました。持てないほどではないけれど、ちょっと心配になるくらいの熱さ。
これ対策はどうすればいいのかなー。エアコンの風を思いっきり当てるとか? でもダッシュボードの上ってあまり風来ないよね。夏本番に向けてきちんと対策を考える必要がありそうです。
反省点④:五島でやれば良かったんじゃない?
まだ記事にはしていませんが、先週レンタカーを借りて、仕事で滞在していた五島列島の福江島を1周してきました。そのときにもアクションカムでこうやって撮影しておけば良かったんじゃないのか? あー俺のバカ。もっと早く思いつけよ。
と、反省点はこのくらいですかね。次回(があれば)活かしていこうと思います。
フォトギャラリー
いきなりですが、道中で撮影した写真をここで共有しておきたいと思います。せっかく撮ったからね。
まずは、信号待ちのときに横にあったヒマワリ畑。
まだ満開ではないですが、徐々に咲き始めていましたよ。もう夏はすぐそこなんですねぇ。
こちらはゴール地点、諫早湾干拓堤防道路です。この歩道橋を渡って展望所に行けます。
そこからの眺めがこちらです。
ほんと気持ちよかった。展望所には誰もいなかったので、しばらく独り占めしてましたー。
また、歩道橋の上からの眺めも素晴らしいんですよ。
明日からも頑張ろうって気分になりました。
お花も綺麗。
さて、このあたりにしておきましょうか。
まとめ
今日の撮影を通して、タイムラプス撮影は全然敷居の高いものではないと感じました。既にアクションカムを持っている人なら簡単に始められますよー!
もちろん、一眼レフを使ってタイムラプス撮影をしているようなガチ勢には敵いませんが、アクションカムには少し雑に扱ってもいいというメリットがあります。
車載タイムラプス以外でも、ストレスフリーでカジュアルにタイムラプス撮影をしたいっていうニーズには、アクションカムがピッタリなんじゃないかなぁと思いましたとさ。
今回は以上です。ではー!
2018年1月7日 追記 リベンジしました。こっちは比較的うまくいったので、ぜひぜひ。