僕が使っているXperia Z3(ドコモ版SO-01G)。発売してすぐの2014年11月はじめに購入したものだが、1年半ほど使ってバッテリーが膨らみバックパネルが浮いて水没してしまった。そこでダメ元でドコモのオンライン修理サービスを使ってバッテリーの交換を依頼したら、別料金なしでバッテリー以外も交換してもらえたという神対応をして頂いた話です。
この記事には広告が含まれています。
もくじ
バッテリーが膨張してバックパネルが浮いて隙間ができた
まずは症状についてまとめておきたい。このXperia Z3は2014年11月はじめに購入し、僕のメインスマホとして使っていた。が、使い始めてから約1年半が経った2016年4月はじめ、バッテリーが膨張してバックパネルが浮いてきてしまった。できた隙間は日に日に大きくなっていき、最終的には1mm程度まで広がった。
と、これだけの話なら何の問題もなく普通に修理してもらえるレベルだと思うが、今回ちょっと特殊な話なのは僕に過失があった点。何が起こったか時系列順に追ってみたい。
バッテリーの膨張に気づかずお風呂で使ってしまった
いつものように防水スピーカーと一緒にお風呂で使った後に異変に気づいた。なんとカメラに水滴がついていたのだ。え?え?やっちゃった?
でもよく考えてみると、SIMスロットやmicroUSBポートのキャップはちゃんと閉まっているし、水が浸入した原因が全く分からない。どこか割れてる?キャップが甘くなったかな?とか考えながら隅々まで観察して気づいた。えー!パネルが浮いてる!
補償サービスには入っていなかったのでサクッと交換してもらうこともできないし、よく調べてみると水没したスマホは修理も受け付けてもらえないらしい。完全に詰んだ。機種変更するしか道はないのか…?
水濡れ・全損・改造済みと判断された場合やドコモ指定の故障取扱窓口以外で修理を行った場合は、オンライン修理では受付できません。
おサイフケータイが死んでる
前使っていた機種でも似たようなことがあったので、最初のうちは放っておけばそのうち乾いて直るだろうと思っていた。だが翌日ローソンでおサイフケータイで決済しようとしたら全く反応しない。おそらくバックパネルのすぐ裏にあるおサイフケータイのアンテナ部分に水が浸入して死んでしまっているらしい。事態は意外と深刻なのかも。
ドコモショップで相談
夕方になってもカメラの水滴は乾いていなかったので、その状態のままドコモショップに持ち込み、修理できるかどうか相談してみた。結果はNO。水没したものは一切修理の受付ができないとのこと。まあそうだよね…。
とりあえず乾かしてみる
おサイフケータイが使えない以外に特に不具合はなかったので、とりあえず乾かして使い続けることにした。しばらく使っていたのだが、やっぱりおサイフ使えないのは不便だし、なんかペコペコして気持ち悪いしで修理したくなってきた。
唯一の救いだったのが、SIMスロットの中にある水没シールが反応していなかったこと。じゃあカメラ部分を乾かしてしまえば水没したって分からないよね?でも基板が錆びてるかも?とりあえず修理依頼してみるか?ということでダメ元でオンライン修理サービスに出してみることにしました。
オンラインから修理依頼
5月上旬頃、ドコモのオンライン修理受付サービスから「内蔵電池の交換」を申し込んだ。
Xperia Z3の内蔵電池交換の見積額は7,950円(税込8,586円)。良心的な値段だと思う。
2〜3日で送付用キットが送られてくるので、これに入れて修理する端末を送ろう。キットが到着してから10日以内に送る必要がある。
ちなみに送料はすべてドコモ側が負担してくれるので、ユーザーの負担は修理代金のみだ。
電池交換だけの場合でも端末の初期化が必要だ。大事なデータはバックアップしておこう。
バックアップ時にはJSバックアップを使った。僕はAndroidのバックアップは初めて行ったのだが、このへんはiPhoneの方が洗練されている印象を受けた。
初期化した端末は付属のエアパックに入れて…
段ボールに詰め…
封筒に入れて完成だ。ゆうパックで送ろう。
1〜2週間で返ってくる
修理から返ってきたのは僕の場合は送ってから約1週間後だった。こう書くと早く返ってきたように見えるかもしれないが、待っている側としては相当長かったように感じる。なぜなら、到着確認と発送の連絡はあるものの修理の進捗状況は一切分からないから。このへんは改善の余地があってもいいかなと思った。故障箇所の確認中なのか修理に入ったのかなどの進捗状況は分かった方が親切だよね。
あまりにも待ちくたびれてGalaxy S7 edgeを買いそうになったけど、なんとかこらえた。で、10日後無事に修理を終えて返ってきました。
開けてみるときれいに梱包されたXperiaが!
ご丁寧に保護フィルムまで貼ってくれていました(説明書きのフィルムの下にもう1枚ちゃんとした保護フィルムが貼ってあった)。こういう配慮はさすがドコモだなーと思った。フィルム貼らない派なので剥がしちゃったけど。
修理結果票がついてくる
一緒に送られてくる修理結果票には修理してもらえた箇所の一覧が書いてある。
修理内容
① 電池を交換しました。
② サイドケースを交換しました。
③ 基板を交換しました。
④ カメラ部品を交換しました。
とのこと。えっ!?基板を交換しました…?カメラ…?
よく読んでみよう…
修理結果
お申し出事象「電池不良」に対して、電池の故障を確認しましたので、該当部品を交換しました。
お申し出内容以外に、主要な動作を制御する基板の故障、カメラの故障を確認しましたので、メイン基板(主要な動作を制御する基板)、該当部品を交換しました。
サイドケースの故障による防水機能低下を確認しましたので、 サイドケースを交換しました。
ということは、前面・背面のガラスパネルとディスプレイ・タッチセンサー以外は新品になったってこと? 確かに背面パネルにあった傷は残ってるからそのまま使ってると思うけど。ここまでやってもらっていいの?これ水没したXperiaだよ?
正直、修理不可で返送されてくると思っていたので、かなりびっくり。やっぱり水没反応が出ていなかったのがよかったのだろうか。ドコモすげぇ。
追加料金は一切なし
バッテリー以外も修理されていたからといって追加料金は一切発生していない。見積もりと同じ税込8,586円。これ採算取れるのかなぁ。
※ ちなみにおサイフケータイも直ってました。
まとめ
今回の経緯をまとめます。
- 普通に使っているうちにバッテリーが膨張し、バックパネルが浮く
- それに気づかずお風呂で使ってしまい浸水
- 浸水の影響でおサイフケータイ死亡
- ドコモショップで修理拒否(まだ濡れていたので)
- 水没マークは反応なし
- ドコモオンライン修理受付サービスでバッテリーの交換を依頼
- バッテリーだけでなく、基盤・カメラ・サイドパネルも新品になって返ってきた
- 追加の修理代金は一切なし
- ドコモすごい
最後に
一点だけ注意事項。これはあくまでも一つの事例にすぎないので、水没スマホが修理できなかったからといってクレームは出さないように願いたい。僕の場合はこのような対応でした、という話です。
最近キャリアの料金の高さにうんざりしてMVNOに移っている人も多く見かけるが、こういうサポートを受けたときはキャリアのありがたさを身をもって感じることができた。ここまで神対応をしてくれるのはドコモだけなのかもしれないけど。
調べてみるとXperia Z3のバッテリー膨張→パネル浮きは結構起こるものみたいなので、使っている方は注意してください。特にお風呂ね。今回は以上です。