帰ってきたよ、黒姫高原。
この記事には広告が含まれています。
今年も犬と一緒にスキー場に行こう
昨年初めて訪れて、かなり気に入った「犬と楽しめるスキー場」。犬と一緒に滑れるゲレンデと雪のドッグランがあり、スキーやスノボをできない人(僕)でも十分楽しめる場所だったのです。犬と一緒ならただの雪遊びでも楽しいし、犬と同じ目線でソリで滑るのもまたよし。
そのスキー場とは、長野県信濃町にある「黒姫高原スノーパーク」です。日本有数の特別豪雪地帯として知られている信濃町の中でも指折りの雪深い場所なのです。
夏もおいしいそば屋さんや広々としたドッグランがあってとても楽しいのですが、やっぱり冬になるとその魅力は一気に高まりますね。犬と一緒に楽しめるというのが結構珍しく、あまりに楽しかったので、昨年は2回も訪れたのでした。
昨年の記事
▶ 雪を求めて長野に行こう。犬と一緒にスキー場へ。
▶ 犬を連れて今シーズン最後のスキー場へ
1泊2日の長野旅へ
さて、昨年は義実家に泊まってスキー場に行ったのですが、今年もそうさせていただくことに。1日目は移動日としてのんびり過ごし、2日目の午前中からスキー場に行くというスケジュールです。
この日は全国的に大雪の予報が出ている日で、高速道路はところどころ通行止めになっている区間もありました。雪がさらに強まれば長野まで辿り着けない可能性もあるけれども、まずは向かってみようと。横浜の自宅を出たのは朝8時で、休憩は最低限にして進みます。
いつもだと練馬まで環八を走って関越道に乗るのですが、今回は「信州めぐりフリーパス」を事前購入しておいたので高速代は定額です。環八をひたすら進むのは辛いので、東名で海老名まで出て、圏央道→関越→上信越道と進みました。本当は中央道から行こうと思ってたけど、事故渋滞だったので回避して関越へ。
上信越道の横川SA以北では冬用タイヤ規制が入っていました。全車両が強制的に横川SAに入れられて係の人が1台ずつ確認していきました。
これ以降何度か冬用タイヤ規制が入っている区間のICを利用しましたが、どんなに吹雪いていても料金所の前に係の人が立ってチェックしていました。こんなに寒いのに大変やで…
これ以降は交通量も少なく、閑散とした上信越道を順調に進みました。そして長野市内に到着したのが12時半。意外と時間かかったね。
ちなみに、いつもなら出発前に燃料を満タンにして出るけれども、今回は敢えてそうしませんでした。僕のCX-60はディーゼル車なので燃料は軽油なのですが、凍結しやすい軽油は地域によって寒冷地仕様が売られています。ギリギリ長野まで行けるほどの残量があったので、現地で入れるのが最適という判断です。
1日目はのんびりと
1日目は特に予定がなかったので、午後はのんびりと過ごすことにしました。
本当は白馬あたりに景色でも見に行こうと思っていたのですが、あまりの豪雪でおそらく視界が悪いのではないかと。雪山なんていくらでも見るから無理することないかなと思って、信州ならではの絶品のおそばを食べたり、義実家用の犬のサークルを買いに行ったり(落ち着ける場所を作ってあげないと寝るとき騒ぐんですよ)しました。
休みを挟むことなく土曜日に訪れたので、あまりの眠さに夕方は少し寝ていました。せっかく長野まで来たけれども、まあこんなもんでもいいでしょう。大雪の日にどこかに行っても変に事故ったりするかもしれないからね。
そして夜は大雪の中で焼肉を食べに行きました。最近の長野市内では、ここまで降るのはあまりないらしいですね。そんなタイミングで訪れることができたのは、珍しいものを見ることができたという意味ではよかったかもしれません。
焼肉は、長野駅近くの南山亭というお店へ。ずっと食べたかったので念願が叶いました。ここの焼肉好きなんですよ。
いざ、スキー場へ
泊まっていたのは長野市内の義実家でした。そこから黒姫高原スノーパークまでは1時間弱の道のりです。
高速道路でも一般道でもあまり時間は変わらないとAppleマップは言っていたのですが、高速道路の方がスムーズなので躊躇なく乗ります。「信州めぐりフリーパス」を買っていたので、長野県内の高速道路は乗り放題なのですよ。
長野市内は天気がよく、昨夜降った雪も溶け始めていました。この感じで黒姫高原も晴れていたらいいのですが、どうでしょうか。
そのような期待とは裏腹に、上信越道を北上するにつれて雲行きが怪しくなってきました。そして除雪された雪が路肩に寄せられているので、若干道幅が狭くなっています。とはいえ、こんなに山に積もった雪を見ることも滅多にないので、僕はひとりでテンション上がってました。木に雪が積もって真っ白になってるの、最高じゃない?
信濃町ICで高速を降りて、すぐ近くにある道の駅に一瞬だけ寄りました。するとこんな感じで、どこが駐車場か分からない状態で、そもそも一般車が入っていいのか躊躇してしまった。
スキー場へのラストスパート
道の駅からスキー場まで、10分程度の山道を進みます。除雪はされているものの、スキー場の近くは雪深いことに変わりないので、凍結路・圧雪路が続きます。
結論から言うと、CX-60の雪道性能は素晴らしく、ヒヤッとする場面はゼロだったのですが、それはまた別の記事にします。ここまでの雪道を運転するのは初めてだったけれども、車とタイヤに助けられながら無事に辿り着くことができました。
雪の中で遊び倒そう
黒姫高原スノーパークには犬OKのゲレンデがあるのは前述のとおりですが、今シーズンからはコースが増え、計4コースに渡って犬と一緒に滑ることができます。
下のエリアガイドで言うと、左側の10〜13コースが犬OKのエリア。第7リフトの上にはドッグランもあるので、1往復するだけでも十分遊ぶことができます。
この日の現地は–3℃で、風も強く、ひっきりなしに雪も降っているような状況。何往復かする案も持っていたけれども、寒すぎて犬が耐えられるか分からないので(もちろん人間も)、とりあえず1往復だけしてみることに。まあ、それで正解だったんですけどね。
まずはドッグランへ
リフトの1回券(人間も犬も週末は1,500円 [税込] )を購入して、第7リフトで上りました。リフトに乗っている間も冷たい風が吹き付けるし、なぜか何回も止まるしで、あまりの寒さに震えていました。これは1往復だけにしないと風邪引いてしまいそうだ。
ということで、上にあるドッグランで思う存分遊んで、走りまくって体を温めて、のんびりと下ることにしました。昨年訪れたときは閑散としていてほとんど貸切状態だったのですが、今年はシーズンど真ん中に来たからか、かなり賑わっていました。
つまり先客がたくさんいるというわけでして、かなりビビりのうちの犬は、ご挨拶に来てくれたラブラドールが怖くて早くも抱っこをせがんできます。いやいや、せっかく来たんだから走り回っておくれ。
人間が走ると一緒に走ってくれるので、僕と妻が一緒に駆け回っていました。他の犬は怖いけど、この雪の中を走るのは楽しいのでしょうか。まあ楽しんでくれていたからよかったです。
カメラは持ってきたけれども、この雪の中でタフに使っていいかどうか判断がつかず、少しだけ使ってバックパックに戻してしまいました。だからあまり写真はないのですが、その代わり僕が胸元にOsmo Action 4を装着していたので、今回は動画がバッチリ撮れています。ここには写真だけ載せますね。
他の犬が怖いのなら人間とじゃれ合おうということで、僕が雪に埋もれて犬と一緒に遊びました。このときがいちばん楽しそうにしれくれたかもしれません。と思いたい。
雪まみれの36歳。Osmo Action 4も氷づけです。
ゲレンデを歩いて下ろう
さて、十分遊んだので、これで下ることにします。ソリで颯爽と下るつもりだったのですが、ふかふかの新雪だからか全然滑らずでして、ほとんど歩いて下りました。
こんなに雪が降りしきる中で歩くことがほとんどないので、バランスを取りにくく、僕も犬もしょっちゅう転んでいました。踏み固められていないから余計にね。
下りてきて、暖房の効いた室内に入りました。あったかい…
犬は手足や首に雪玉を付けまくっていました。雪が毛に絡まっているので取るのが大変なんですよ。でも早く取らないと寒くて震えちゃうし、妻と2人で手分けして取ってあげました。
ハンバーガーで腹ごしらえ
昨年スキー場に行く前に寄ったカフェがあったのですが、今年はそのカフェがスキー場内に出店していました。信州牛のハンバーガーをおいしく頂きましたよ。まあ、スキー場価格なんですけどね。
氷づけになった車へ
十分遊んだのでこれで帰ることにしました。外にいたのは結局1時間くらいだったのですが、–3℃だとこれが限界だったんです。1日いる前提でがっつり防寒してくればいいんだけど、詰めの甘い適当な防寒だったので体が冷える前に帰りました。
車に戻ると、バンパーにつららができてたりして、全体的に氷づけになっていました。幸い、ガラスは凍っていなかったし、降りしきる雪に埋もれたわけでもなかったので、助かりました。
帰路につく
来るときよりも雪が増えた道を進みながら帰ります。いきなり横浜の自宅ではなく、長野市内の義実家に寄って体勢を立て直してから、一気に横浜まで帰るような行程です。
黒姫高原では、屋根の上に高く雪が降り積もっていたり、背の高い看板が雪で隠れていたり。九州出身で首都圏在住の僕としては、どれも初めて見るものばかりです。昨年もこのスキー場は訪れているけれど、ここまでの積雪ではなかったので、余計に新鮮なのかもしれません。
そして、スキー場での雪遊びも楽しいのですが、それと同じくらい雪道の運転も楽しかった。危ない道もあるはずなので油断は禁物ですが、慎重に運転するという前提に立つと、このような雪深い場所までドライブするのも冬のアクティビティに取り入れたいところ。
旅の終わり
このあと、義実家で少し仮眠を取って(気づいたら30分くらい寝てた)、17時半頃に横浜に向かって出発しました。途中では特に渋滞などはなく順調に流れていたので、休憩も適度に取りながら21時頃に帰宅。東名・大和トンネルすら混んでなくてびっくりでした。
関越を走っていると、雪の降るエリアじゃないのに、ところどころ車から落ちた雪が路面に散らばっているのが印象的でした。明らかにスキー場帰りということが分かるほど汚れている車も走っていて(たぶん僕の車もそうなんだろうけど)、そういう地域を結ぶ道なんだなと噛み締めて運転していました。
犬は相当疲れていたのか、帰宅すると爆睡ですよ。楽しんでくれたのならいいな。今シーズン中にはもう一度訪れたいですね。今度は天気のいい日に!
余談 〜スキー場帰りは洗車が欠かせない〜
雪道を走りまくっていたので、融雪剤が車に大量に付着しており、グリルの周りやホイールに層状に析出する始末。さらにボディ全体的に泥汚れで覆われていて、首都圏民からすると「この車どんなとこ走ってきたんだ?」と思われそう。というかマンションに止めているだけで絶対思われてます。
さすがにひどいので、翌日早々に洗車しました。ピカピカになった車を見て、雪国に住んでたら頻繁に洗車しないといけないのだろうなと思いながら、日常生活へと戻るのでした。