成田空港のイミグレを通過し、搭乗口前のベンチに腰掛け、iPhoneでポチポチとこれを書いています。
この記事には広告が含まれています。
なぜアメリカに行くのか
とあるプログラムで行ってきます。その概要を引用すると、
海外での臨床薬剤師の活躍を見学し、日本との差異を体験することでもって、高度先導的薬剤師の養成に資することを目的とする。
となっています。
ちょっと難しいので噛み砕いてみると、医薬分業という仕組みに関することが主な話題です。
病院で処方せんをもらって、それを持って薬局に行くというとわかりやすいかもしれません。その目的は、医師が気づかなかったミスの最後の砦として薬局を機能させようというもの。実際、結構な頻度で見つかります。
また、最近では病院に入院している患者の薬物療法にも、薬剤師が積極的に介入するようになりました。
医師が処方して薬に対して妥当性を検証するというのがこれまでの薬剤師の仕事でした。しかし最近では、医師が処方する前から患者にとって最適な薬物療法を医師とともに考えるというような取り組みをしている病院もあります。
日本では、このような取り組みの歴史はまだ浅いですが、アメリカはもっと進んでいます。
薬のスペシャリストである薬剤師が、患者に対する処方権を直接持つことができると聞いています。つまり、医師の許可なく患者に薬物を投与できるらしい。
で、そのあたりの仕事について現地に赴いて学ぼうというのが、今回の趣旨です。
行き先は、アメリカ合衆国 ニューメキシコ州 アルバカーキにある「University of New Mexico(ニューメキシコ大学)」。1週間ほど滞在します。
学生3人と引率の先生1人の、合計4人で行きます。とはいえ、僕だけ別のフライトで行くので(みんなはJALで行くけど、僕はANAのマイルを貯めたかった)、アルバカーキの空港で落ち合う形です。
ちなみに旅費はすべて支給されます。自分で出すのは食事くらい? それでもウェルカムパーティーとかもあるので、ほんの数回の手出しで済みそう。やったぜ。
もちろん、例によってカメラとMacBook Proも持ち歩いているので、現地からサクッとブログも更新したいと思ってます。
スケジュール的にも余裕があるので、普段より更新頻度が上がるかも? まだわからないけど。
まもなく搭乗
往路は「長崎 → 羽田 → 成田 → ヒューストン → アルバカーキ」という経路で移動しています。
長崎空港で「貴重品を入れてるサコッシュの紐が外れる」というアクシデントもありましたが、なんとか無事に出国できました。ちょっとだけ先が思いやられる旅になりそう。
でも今回は、先日の台湾と違ってひとりではないので、不安はいくぶん軽減されています。ひとり旅も大好きだけど、一緒に行く人がいるっていうのも素敵です。
とはいえ、アルバカーキの空港までは僕だけ別便で行くので、それまでは1人。だからしばらくは気が抜けません。
機内では台湾の記事をいくつか書くのが目標。では、次はアメリカから。