いいカメラに、いいレンズ。
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XF18-55mmF2.8-4 R LM OISを購入した理由
僕がよく使うカメラは2台あります。それは、
- Sony α7 III + Sigma 24-70mm F2.8 DG DN Art
- FUJIFILM X-T200 + FUJINON XF23mmF2 R WR
この2つの組み合わせです。
がっつり写真を撮ることを目的として出かけるときはα7 IIIを持ち出し、あまり撮らなさそうなときや、荷物を軽くしたいときはX-T200を使います。つまり、α7 IIIがメインで、X-T200がサブ、というような運用です。
サブカメラとして使っているX-T200では、これまで単焦点レンズ「FUJINON XF23mmF2 R WR」を使ってきました。カメラと組み合わせたときの総重量が軽い(550g)ので、大きなカメラを持ち運びにくい旅行などでは重宝しています。
この組み合わせで半年くらい使いましたが、期待以上に富士フイルムの色味が素晴らしいんです。そういう話はたくさん聞いていたけれど、本当に期待以上。JPEG撮って出しがいちばんよくて、RAW現像しても同じ色味は出せないと思います。
と、ここまで富士フイルムの色味に魅了されてしまうと、単焦点レンズだけではなくて、オールラウンドに使える標準ズームレンズが欲しくなってくるんです。23mm(=35mm換算で約35mm)の単焦点レンズで旅行の写真を撮っていると、もう少し寄りたいときや、もっと広い画角が欲しいときにもどかしい思いをしていました。
そんなもどかしさを解消すべく、選択肢に上がったのが、
- XF18-55mmF2.8-4 R LM OIS —— 310g
- XF16-80mmF4 R OIS WR —— 440g
- XF16-55mmF2.8 R LM WR —— 655g
これら3本の標準ズームレンズです。そりゃあ16-55がいちばん写りがいいのは分かっていますが、僕の中のX-T200の立ち位置は「気軽に持ち出せるサブカメラ」なので、軽さが重要です。そのため、18-55が気になっていました。
X-T200が370gなので、18-55と組み合わせると680gです。単焦点レンズ(XF23mmF2 R WR:180g)のときと比較して130g増となりますが、この程度の増加だったらサブカメラとしても立ち位置も変わらないと思い、京都への旅行が控えていたということも相まって、購入することにしました。
X-T200と組み合わせた感想
X-T200と組み合わせると、こんな感じになります。
これじゃあわかりにくいので、iPhone 12 Pro Maxを比較するとサイズ感が分かるでしょうか。
また、メインカメラの「Sony α7 III + Sigma 24-70mm F2.8 DG DN Art」と比較すると、こうなります。親子くらいの差があります。
最近はメインカメラの大きさにうんざりしていたので、これだけ小さくて、あの色味を出してくれるのなら、余計にワクワクします。
XF18-55mmF2.8-4 R LM OISはX-T200の上位モデル「X-S10」のキットレンズにもなっていることからも、ミッドレンジのカメラと組み合わせることを想定しているのでしょうか。X-T200のようなすらっとしたデザインに対して少し無骨な印象を受けます。
難点はグリップ不足
X-T200はコンパクトな分グリップ部分が小さいので、XF18-55mmF2.8-4 R LM OISを組み合わせると、重くて握り心地があまりよくありませんでした。総重量680gのカメラにしては、グリップが不足します。そのため、この写真を撮っているときに、カメラもコーヒーも落としそうになりました。危なかった。
写りは申し分ない
X-T200 + XF18-55mmF2.8-4 R LM OISの組み合わせで京都をめぐってきましたが、写りは全く申し分ありません。現地の空気感をリアルに切り取ることができており、パーフェクトをあげたいくらい。買ってよかった。
→ X-T200でめぐる、晩秋の京都〈Day 1〉
→ X-T200でめぐる、晩秋の京都〈Day 2〉
最後に
以上のように、これまで断然ソニー派だったのに、2020年に入ってから少しずつ富士フイルムに洗脳されつつあります。撮って出しでこれだけきれいな色を出してくれるので、「写真を撮る」という行為自体がどんどん楽しくなってくるんです。もしかすると、2021年はEマウントを売り払う可能性だってある(今のところその予定はないけれど)。そう思ってしまうくらい、富士フイルムの色味は好きです。
「X-T200 + XF18-55mmF2.8-4 R LM OIS」の組み合わせは、コンパクトに持ち歩きたいけれど、写りを妥協したくないときに最適だと思います。人それぞれ向き・不向きもありますが、個人的には単焦点レンズよりも標準ズームレンズの方が使いやすいように思っているので、しばらくはこの組み合わせで持ち出す機会が増えそうです。