旅のカメラは軽い方がいい。
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X-T200でめぐる、晩秋の京都
サブカメラとして使っているX-T200に、新しいレンズを購入しました。
メインカメラのα7 IIIでは標準ズームレンズを使っているので、X-T200では手軽さとコンパクトさを重視して単焦点レンズを装着していました。しかし、使っているうちに富士フイルムの色味が好きになってきて、ズームレンズでも使いたくなってきました。
そこで、旅のカメラとしての軽さと機動性を損なわず、かつ画質も妥協しないようなレンズとして、「XF18-55mmF2.8-4 R LM OIS」を購入しました。そして、このレンズを装着して晩秋の京都をめぐってきました。
JPEG撮って出しで
これ以降の写真はすべてJPEG撮って出しでお届けします。フィルムシミュレーションは、ほぼASTIA、たまにクラシッククロームです。
もくじ
車を走らせて京都へ
今回の旅行は1泊2日。宿はオリエンタルホテル京都 六条を手配しておきました。Go To トラベルで1泊2名1室朝食付きで6,000円ほど。1人あたり3,000円、安い…!
交通手段について、2人なら新幹線よりも車の方が安い(高速代と燃料代を含めて1人1万円程度で往復できる)ので、今回の旅行も車で行きました。新幹線よりも時間はかかりますが、密を避けるとい意味でも、公共交通機関より自家用車の方がいいし。
朝5時に川崎の自宅を出発して、東名 → 新東名 → 伊勢湾岸道 → 新名神 → 名神を経て、5時間半ほどかけて京都へ。距離にして450kmほどですが、大きな渋滞には引っかからなかったので、予定どおりの時間に到着しました。
自宅の目の前から自分の車に乗ってきたので、近所に買い物に行くような感覚だけど、実際は京都にいる——という、なんとも不思議な感じ。
バスに乗って金閣寺へ
1日目は金閣寺を起点に、その周辺エリア(龍安寺、仁和寺など)と、嵐山エリアを散策します。
ホテルの近くのコインパーキングに車を止め、そこからはバスで移動することにしました。京都といえばバス移動、一日乗車券、満員のバスに乗る、というイメージだったのですが、今回はバス移動に限定せず、自由な手段で巡ることに。一日乗車券を買ってしまうとバス移動に縛られてしまうと、どこかで聞いたもので。特に、金閣寺周辺→嵐山への移動はバスではなく嵐電で移動した方が便利そうだし。
とりあえず、金閣寺はバスか車でないと行きづらい場所で、車があったら身軽に散策できないので、まずはバスに乗りました。結局、バスで移動したのはこの1回だけだったけれども。
金閣寺に到着すると、門番の守衛さんに引き止められて説明を受けました。どうやら、今は屋根を更新している途中で、金閣の周りには足場が組まれているとのこと。そして入場料は通常どおりかかるとのこと。そんなことは聞いてなかったけれど、よく考えたら何も調べていなかったので当然です。せっかくここまで来たので、入っておきましょう。
訪れたのは12月中旬に差し掛かった12/12でしたが、まだ辛うじて紅葉が残っていました。紅葉シーズンのピークから外れていて日本人も少ないし、コロナの影響で外国人の観光客は少ないし、天気も悪くないし、もしかして絶好の京都観光日和なのでは…!
さて、入ってみるとこのような状況。説明を読むと20年に一度くらいのペースで屋根を更新しているようですね。見ることはできたけど、これは要リベンジだな。
歩いて龍安寺へ
まだ紅葉がきれいだという情報があったので、石庭で有名な龍安寺にも行くことにしました。金閣寺からは1.5km程度なので、歩くことにします。(ただ、人少なくて金閣寺の駐車場もスカスカだったし、周辺の道路も全然渋滞してないし、もしかしたら車で来ればよかった…?と思い始めてました)
立命館大学の横を通り、小高い丘を登って龍安寺へ。のんびり歩いて20分くらいかかりました。到着すると、このような真っ赤な光景が目に飛び込んできました。
石庭へ
靴を脱いで石庭を見に行きます。意外と人がいたけれど、並ぶことなく最前列に座ることができました。コロナじゃなかったらもっといるんだろうなあ。
嵐電に乗って嵐山に向かいます
時刻は14:30頃になりました。写真を撮っていると進むのが遅く、思いのほか時間が過ぎ去ってしまいました。仁和寺にも行く予定でしたが、諦めて嵐山に移動します。
龍安寺から嵐電の駅まで移動すると、目の前で電車に行かれてしまいました。嵐電北野線は1両編成であり、路面電車のような見た目をしていますが、駅や踏切はある——という、路面電車と普通の電車のハイブリッドのような電車です。寒い中、10分ほど次の電車を待ちます。
帷子ノ辻駅で嵐電本線に乗り換えて、嵐山駅に到着しました。このとき15時頃でしたが、お昼はまだ食べていません。しかしながら、次に行きたかった宝筐院が16時までだったので、お昼はあとにして散策することにしました。
紅葉を独り占めできる穴場、宝筐院
嵐電嵐山駅から北北西に歩くこと15分ほど。最初は歩道から溢れるくらいあった人通りも、少しずつまばらになっていき、ついには周りに誰もいなくなってしまいました。こんな奥まった場所に本当に目的地があるのだろうか——と思っていると、ありました。
チケットを買って庭への扉を開けると、そこにはもみじの森がありました。すでに半分以上落葉してしまっていましたが、これは見頃だったら素晴らしかっただろうなあ。それでもまだ少しは残っていたので、暮れゆく秋を独り占め(二人占め)して踏みしめました。
清涼寺に立ち寄る
宝筐院の目の前に大きな仁王門があったので、その迫力に引きつけられて、少しだけ立ち寄ってみました。もっとちゃんとお参りしたいところだったのですが、あいにく空腹のピークだったので断念しました。
嵐山を散策
なぜ嵐山に来たかというと、ちょうどこの週末から渡月橋のライトアップが行われていたから。「京都・嵐山花灯路-2020」というイベントで、例年なら竹林の小径もライトアップされるのですが、2020年はコロナの影響で中止になりました。
宝筐院から嵐山駅周辺まで戻ってくると16:00くらいでした。渡月橋のライトアップは17:00からなので、軽食をとって少し散策しましょうかね。まだまだ明るいので、今のうちに昼間の渡月橋を見ておこう。
竹林の小径へ
同じ通りを行ったり来たりすることになりますが、明るいうちに竹林の小径にも行っておきたい。ここまでの状況を踏まえると、おそらく例年より人通りが少ないはずなので、今見ておかないと損なはず。
到着してみると、少し日が落ちかけていたので、すでに竹林の中は薄暗くなっていました。何パターンか写真を撮ろうとしていましたが、構図が難しくていいものが撮れなかったのが心残りです。
寒くなってきたので、ライトアップを見て帰ろう
時刻は17時を少し回ったところ。日が落ちると同時に気温もぐっと下がってきたので、渡月橋のライトアップを見てホテルに向かうこととしましょう。最初の週末だからか、多くの人々が訪れていました。でも本当に寒かった…
Day 2につづきます
さて、早朝5時に自宅を出て車で京都に向かい、思いっきり散策してきたDay 1も、これにて終わりです。すっかり疲れ果ててしまったので、早めにホテルにチェックインして休息をとることにしましょうかね。
翌日はノープランでしたが、ホテルに戻ったあとで話し合って、東山・祇園エリアを訪れることにしました。引き続きX-T200を片手に散策してきたので、続編はまた今度お届けします。
おまけ|湯葉あんかけ丼おいしかった
散策の途中で目に留まった湯葉あんかけ丼が気になったので、夕食は「嵯峨とうふ 稲 本店」で「嵐山御膳」を頂きました。優しい味付けで大変美味でした。