iPadだけでブログを書こうと何度も試みてきたけれど、何度も失敗してきました。
これまで僕がiPad用のBluetoothキーボードとして使っていたのはバッファローのBSKBB24BKというモデル。このキーボードとiPad Air 2を使ってブログの更新をできないものかとこれまで試みてきたのですが、なかなか定着しなかった。結局12インチMacBookに戻ってきちゃうんだよね。
今回はもう一度だけ、iPadだけでできることはiPadで済ましちゃおうという試み。リベンジですね。せっかくの機会なので新しいキーボードを買ってみようと思い立ち、Microsoft Universal Foldable Keyboardを購入してみました。
このキーボードのレビューは巷に溢れていて今さら需要はないと思うので、なぜこのキーボードを買ったのか、どのように使う予定なのか、ということについて書いてみます。
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もくじ
12インチMacBookという強敵
12インチMacBookの快適性は正直に言って異常だ。薄くて軽いボディのおかげで何の躊躇もなくカバンにさっと忍ばせることができる。確かにバタフライキーボードは賛否両論あるけれど、個人的にはどのキーボードよりも打ちやすいと思っているほど。だから長文を書くのも問題なし。
それに対してiPadが優っているところといえば、バッテリーの持ちとモバイルルーターが無くてもネットに繋がること(僕はセルラー版のiPad Air 2を使っている)。一番大きいのはMacBookより物理的に軽いということ。MacBookですら1kgを切っているわけで、なんとも贅沢な悩みだなぁと思う。
フルサイズキーボードじゃないと作業効率が落ちてしまう
ブログの文章を書く(文章だけ。画像とかは入れない)という意味では、OSの違いはそれほど大きな問題とはならない。というのも、僕はMacでもiOSでも「Ulysses」というアプリで文章を書いているので、Mac版もiOS版もUIはほぼ同じだし、どっちで書いてもiCloud経由で同期されるから。
しかしながら、これまでiPadと一緒に使ってきたバッファローのキーボードはキーピッチが狭めで、ブログ記事などの長文を執筆するのには到底向かない。だからフルサイズキーボードが載った12インチMacBookに回帰しちゃっていた、というわけ。
ということは、キーボードのサイズさえ改善してしまえばiPadでも作業できるんじゃない?
要求レベルを上げると選択肢がぐっと狭まる
以前もiPad用のBluetoothキーボードについて記事を書いたが、そのときは(今回のものとは別の)Microsoft Universal Mobile Keyboardがいいんじゃないかと書いた。
→ iPad Air 2で使えるJISキーボードを探す旅。Microsoft Universal Mobile Keyboardが良さげです。
でもこのキーボードには2つほど弱点がある。1つは重いということ。蓋の部分がタブレットスタンドとして機能するのである程度の重さは必要なんだろうけど、Smart Coverを装着したiPadを使っている僕としてはスタンドは必要ない。必要の無い機能のために重いのを我慢するのは長続きしない気がした。
もう1つはフルサイズじゃないこと。これじゃあバッファローのキーボードの二の舞じゃないか。だから却下。
iPad用キーボードに求める条件
僕がiPadの用のBluetoothキーボードに求めるのは以下の3条件。
- iPad本体とくっついていないこと
- ほぼフルサイズのキーボードであること
- JISキーボードで、かつ「かな」「英数」キーが存在していること
マニアックな条件だけど、Macでの作業と同じくらいのペースで作業するためにはこのくらいのものが必要なのです。
iPad本体とくっついていないこと
だってタブレットはタブレットとして使いたいじゃん。
四六時中キーボードが必要なことをするわけではないので、iPad本体とキーボードがくっついているのはNG。iPadで論文を読みたいときにキーボードがくっついてたら邪魔すぎる。
なので、個人的にはiPad Pro用のSmart Keyboardはあり得ないと思っている。このキーボードはSmart Coverのように本体に磁石でくっつけて使うので、邪魔なときはいちいち外さないといけない。このような少しの手間でも何度も繰り返すうちに嫌になってきて結局使わなくなるのがオチだ。
ほぼフルサイズのキーボードであること
これは前述のとおり。これまで使っていたバッファローのキーボードが定着しなかったのはキーピッチが狭めだったから(だと思っている)。
JISキーボードで、かつ「かな」「英数」キーが存在していること
はいきた。ここまで条件狭めちゃうとほとんど残らないんだよね。
iOSはもともとUSキーボードしか対応していなかったという歴史的背景があるので、iPad用のBluetoothキーボードはUS配列のものがほとんど。最近になって(いつからか忘れたけれど)JIS配列を含めたその他のキーボードにも対応したので、iPadで使うことを想定したJIS配列のキーボードというものがほとんど存在しない。
さらに、日本語入力とアルファベット入力を切り替える「かな」「英数」キーも欲しいので、WIndows用のBluetoothキーボードを流用するということも難しい。
そこまで言うんならAppleのMagic Keyboardでいいじゃんという声が聞こえてきそうですが、いや、それならMacBook持ち歩けばよくない? iPad+Magic KeyboardよりもMacBookの方が軽いし。
僕の中でこんなやりとりが幾度となく繰り返されて、新しいBluetoothキーボードの導入は先送りにしていたのですが、1つだけすっごい気になるキーボードがあったんです。やっとその気になったので買ってみましたよ。
Microsoft Universal Foldable Keyboard
それがこちら。「Microsoft Universal Foldable Keyboard」という商品で、その名の通り折り畳めるキーボードです。
防滴仕様なので水をこぼしても大丈夫。2台までペアリングできます。
パッケージを開けるといきなり本体が現れます。
外側はザラザラした感触。サメ肌。
開けてみましょう。じゃん!
実際に打ってみた感想としては、真ん中に空間があって少し混乱してるけれど、少し使えば慣れると思います。でも最初のうちはミスタイプ連発です。10分もすれば慣れますが。
ただし!右手の薬指・小指の部分のキーピッチが狭いので、ここは慣れが必要です。特にエンターキーの幅が狭いので、小指で押すときに隣のキーを巻き込んでしまうこともしばしば。
ホームポジションを維持してタッチタイピングができる人は違和感なく使えるんじゃないでしょうか。僕は最近できるようになってきたので普通に使えてます。
キーピッチも17mmほどありますね。Apple Wireless Keyboardが19mmなので、ほぼフルサイズと言っていいのではないでしょうか。感覚的には全然窮屈な感じはしません。
並べてみても(右側の部分以外は)ゆとりのあるキーピッチ。
あと重要なのはスペースバー両サイドの「かな」「英数」キーですよ。iPadで使ってみましたがバッチリ切り替えできました。
iPadと組み合わせてみる
僕のiPad Air 2と組み合わせるとこのような感じになります。
真ん中で折れ曲がるので膝の上では使えませんが、カフェなど机がある場所では問題なく使えます。デザインも今風でiPadにマッチしていますね。
また、持ち運ぶときは折り畳んでこのような状態になります。
12インチMacBookより全然軽いので出先でさっと取り出して文章を打ち込めます。ブログの下書きなど長文にも耐えられそうです。
まとめ
このMicrosoft Universal Foldable Keyboard、発売当時は1万円程度したものですが、現在は6,500円くらいまで値下がりしています。とはいってもまだまだ高いので、なかなか手を出しづらいかもしれませんが、高いだけあって質感はすごくいいです。
さらに使い込んでいくうちに分かってくることなどもあると思うので、またレビューしますね。今回は以上です。