きれいになって帰ってきました。
僕が使っている13インチMacBook Pro 2016のスペースキーがおかしくなって修理に出してました。Appleが実施しているプログラムの一環なのでもちろん無料です。
キーボード部分だけでなく、「キーボードが含まれる外装」ごと交換してもらえるので、一体成形されているバッテリーまで新品になって戻ってきました。
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もくじ
スペースキーを修理したかった
僕が使っているのは2016年モデルの13インチMacBook Pro(Touch Barモデル)です。2017年4月に購入したので、1年8か月ほど使っていることになります。
→ 12インチMacBookから13インチMacBook Proに買い替えたファーストインプレッション。タッチバーモデルの特盛仕様(SSD以外)で購入しました!
ある朝、MacBook Proを使って文字入力をしていると左手の親指に違和感を覚えました。
あれ? おかしいな?
と思って何度押してもおかしい。
いつもならキーボードを押すと跳ね返ってきますが、そのクリック感が全くありません。スペースキーだけ底に埋もれてる感じ。

このモデル以降のMacBook Proには「バタフライキーボード」というものが採用されているのですが、Appleはそのキーボードを対象として修理プログラムを発表しています。
→ MacBook および MacBook Pro キーボード修理プログラム
Appleによると、ごく一部のキーボードに以下の症状(の1つまたは複数)が現れる場合があるとのこと。
- 文字が勝手に反復入力される
- 文字が表示されない
- 押したキーがスムーズに跳ね返ってこない、または、キーを押した時の反応が一定しない
スペースキーが埋もれてるというのは、3番目の現象にバッチリ当てはまっていますね。
さらに、まれにNキーが反復入力される現象もあったので、これも該当するかもしれません。頻度としてはそこまで高くないものですが。
Nキーが反復入力されるからこのプログラム出したいけど、修理中に使うマシンがないんだよなぁ。
MacBook および MacBook Pro キーボード修理プログラム – Apple サポート https://t.co/H4avez8aLj
— みけめろ@starnote* (@info_starnote) December 4, 2018
ちなみに、修理に出している間は11インチiPad Proで生活してみることにしました。詳細はこちらの記事をどうぞ。
Appleに電話で修理を依頼
修理プログラムのページからリンクをたどって修理を依頼しようとすると、Appleサポートと電話でやりとりをするように促されました。やったことある人はわかると思いますが、Appleから電話がかかってくるアレです。
担当さんと話をしていると、やはり修理プログラムの対象となる症状のようで、
- 持ち込み修理
- 配送修理
から選ぶことができます。しかし長崎にはMacを持ち込み修理できる拠点がないので、必然的に配送修理になりました。
あとは修理に関する注意事項を受けて、その場で引き取りの手配をしてくれました。いつものことですが頼もしかったです。
修理に出す前にやることは、以前記事にしています。詳しくはこちらを。
12インチMacBookに「バッテリーの交換修理」の文字。入院させる前に僕がやったこと。 – starnote*
ただし、この記事とは逆に今回はFileVaultで暗号化しないように依頼されました。ガイドラインが少し変わったのかもしれません。
修理は1日で完了も、配送に時間がかかる
修理自体は超特急で、1日でやってもらえました。しかし配送に時間がかかるので、僕のもとに戻ってきたのは発送から5日後でした。
タイムスケジュールにするとこんな感じ。
- 12月11日(火) —— 夜、ヤマト運輸に本体だけ渡す。
- 12月12日(水)〜13日(木) —— 移送
- 12月14日(金) —— 朝イチでAppleリペアセンターに到着し、夕方に修理完了。発送される。
- 12月15日(土) —— 移送
- 12月16日(日) —— 帰還
Macのリペアセンターは厚木にあるので、長崎からだと宅急便で2日かかります。でもこれはどうしようもないですね…(往路は3日かかってますが、きっと時間の関係上12日の便になってしまったのでしょう)
待っている間もステータスを確認できるのはいいよね。
はやく帰ってきてー! pic.twitter.com/DkWX2kugva
— みけめろ@starnote* (@info_starnote) 2018年12月14日
バッテリーも交換されて帰ってきました
報告書によると、
ご申告頂いた症状につきまして、Mキー(※ Nの入力ミス?)が連続入力される症状を確認しましたので、リペアエクステンションプログラムに基づき、トップケース(キーボード、バッテリー一体型)を交換致しました。
とあります。
トップケースというのはおそらくキーボード側の外装のことで、パームレストやトラックパッドがある部分のことでしょう。その内部に両面テープでバッテリーが固定されてるのかな。
起動してmacOSからシステム情報を参照しても、充電回数2回になっていました。修理に出す前は100回を超えて容量も85%ほどに減っていたので、これは嬉しいなぁ。
データはそのまま残ってました
基盤はそのまま使われているようで、データはそのまま残っていました。Time Machineでバックアップも取っていましたが、復元する手間が省けました。
ただ、iCloudからサインアウトしていたので、iCloud Driveのファイルを再ダウンロードするのに半日かかりました。戻ってきたらすぐに実戦配備というわけにはいかなそうです。
キーボードの刻印も変わり、タイプの感触も良好


2017年モデルから、これまで文字で表示されていたReturnキーやDeleteキーなどが、マークでの表示に切り替えられました。2016年モデルのトップケースが交換されるときにも、この新しいバージョンが使われています。
報告書にもきちんと記載がありました。個人的には新しいバージョンが好きなので大歓迎です。
また、この新しいバージョンはタイプした感触も変わりました。以前は少し安っぽい感じというか、おもちゃのように軽かったです。しかし今回は重厚感が増してとてもいいです。
タイプ音を擬態語にすると
- 以前 —— ガチャガチャ
- 今回 —— カタカタ
という感じです。音自体も静かになって高級感が増しました。
スペースキーが跳ね返ってこなくなって修理に出していたMacBook Pro(13インチ 2016)が先ほど帰ってきました。トップケースごと交換してもらえたようで、バッテリーまで新品になりました!キータッチは以前のガチャガチャ感がなくなって、静かにカタコト鳴るようになり、とてもいいです。 pic.twitter.com/56AuKuYOER
— みけめろ@starnote* (@info_starnote) 2018年12月16日
買い替えなくていいじゃん
先日モデルチェンジしたMacBook Airを触ってみたときに、キーボードの感覚が好きすぎて買ってしまおうか迷っていました。でも今回交換してもらったキーボードもそれと似た感触でタイプできるので、買い替える理由がひとつ減りましたね。
タイプしていて気持ちいいのでブログの更新が捗りそうです。やっぱりキーボードって大事なんですね。もっといいものに手を出してしまうかもしれません。
症状のあるMacBookをお持ちの方はぜひ修理を!
修理期間中のマシンをどうするか問題もありますが、それを解決できるのであれば修理に出すことを非常にオススメします。
バッテリーも新しくなるし、2016年モデルの場合はキータッチも改善するし、いいことしかありません。ぜひご検討ください。