月刊すたの通信|2018年7月のできごと。

後半が失速気味でしたけど。

当ブログや僕の1か月間を振り返る「月刊すたの通信」7月号です。今月はエッセイやオピニオン系の記事を書きました。


「研究成果を広めること」の重要性

アカデミアでの研究成果を評価する定量的な指標は「論文数」。だから、論文を書いて投稿するまでは必死になるのですが、その先まで考えている人ってなかなかいない。

僕たち研究者は、自らが立てた仮説を実証し、その結果を論文にして広く知らしめる。このようなミッションがあるはずなのに、「知らしめる」部分を軽視しすぎていないか?

インターネットを使ってあらゆる分野が融合している現在では、自分で広める努力をしなければ、伝えないといけないところまで伝わらない。そう思ってこの記事を書きました。

「広める」という任務|論文を投稿するだけの時代から、その先へ。 – starnote*
ジャーナルに論文を投稿して、査読をクリアして、掲載されたら任務完了。でも、本当にそれだけでいいのでしょうか? 僕たち研究者は、自らが立てた仮説を実証し、その結果を論文にして広く知らしめる。このようなミッションがあるはずなのに、「知らしめる」部分を軽視しすぎていないか? つまり、論文を投稿するだけで満足せず、「他の分野の研究者」や「研究者ではない一般の方」がわかるような形で、研究成果を発信することが必要なんじゃないか、というお話。 まず最初に。 僕は現在薬学系の博士課程で研究しています。そのため、見聞きしたことや感じたことなどは、その周辺領域での話だということを念頭に読んでいただけると助かります。 また、この記事で書く内容は現時点では自分もできていないことなので、大きな顔して言うつもりはありません。 でも今後取り組んでいかないといけないことだと思っているので、こうして記事にしています。自分への戒めも込めて。 → 詳しいプロフィールはこちら シェアしないと広まらない たとえば、旅行の動画を作ってYouTubeに投稿したとしましょう。 もしあなたが有名人なら、そのまま放置していても再生回数は自ずと伸びるかもしれません。 しかし、僕のような一般人だと、投稿しただけでは伸びない。トップページにピックアップされたり、自動再生で流れてくるのもあるかもしれませんが、微々たるものでしょう。 実際、先月アップしたVlogだって記事執筆時点での再生回数は60回程度です。(見てくれた方はありがとうございます!) つまり。 いくらインターネットで世界中につながっているといっても、自分のコンテンツを見つけてもらう努力をしなければ、誰もたどり着けない。 その状況を打破するためには、「広める」ということがとても大切。 『milieu』編集長の塩谷舞さん(@ciotan)が言うところの「まるで無人島でお祭りを開いている状態」という表現が、非常に的を射ています。 コンテンツを作った先の広める役割がとても重要。その努力をしないのは「まるで無人島でお祭りを開いている状態」。そもそもお祭りをしていることに気づかないから、だれも来てくれないのは当たり前です。 → 「伝えたい」ものを「届けたい」ところへ。”無人島でお祭り”にならないWebコンテンツづくり – 朝日新聞デジタル&M

公開後は各方面からさまざまな反応を頂きました。どれも好意的なものばかりで安心しています。

その中でも気になったのがこちらのコメント。

日本では(少なくとも僕がいる薬学分野では)あまり馴染みがありませんが、海外の研究者は「Kudos」というサービスを利用して宣伝しているらしい。

Kudos – helping increase the reach and impact of research
A free platform for explaining your research in plain language, and managing how you communicate around it – so you can understand how best to increase its impact.

特に研究の場合は英語で論文を書くので、海外の研究者と直接対決することになります。だから、グローバルスタンダードについていくことが非常に大事だと感じました。

さらに、この記事で言及した「研究内容を噛み砕いたメディア」ですが、プロトタイプは作っています。が、進捗状況は全く芳しくないので、お盆休みあたりで一気に仕上げたいです。


久々のモノレビュー

ここ最近は就活、旅、エッセイ系ばかり書いていたので、モノレビューをするのは約半年ぶり。だから書き方を少し忘れていましたが、半分手探りで書きました。

ひだりうちわ|京都の友禅和紙と丸亀うちわが織りなす協奏曲で、夏を涼しく。 – starnote*
何世代も受け継がれてきた、日本の伝統。 それが積み重なるほど、高貴で由緒正しいものになる。でも伝統に歴史が折り重なると、どんどん重たくなって、僕みたいな一般人から遠のいてしまい、次第に使われなくなっていく。 それだと、次世代に受け継がれないんだよなぁ。 これまで何世代も受け継がれてきたからには、それなりの理由があるはずです。つまり、〈いいものだから〉〈それがあるのが当たり前になって〉〈いつの間にか世代を越えて受け継がれてきた〉ということ。 だから、その〈良さ〉をきちんと次世代に受け継いでいくこともまた、僕らの世代に課せられた使命だと思うのです。 持ち歩ける「涼」で、安楽な暮らしを。 偉そうな文章から始めましたが、今日取り上げるのは「ひだりうちわ」という商品。「持ち歩ける『涼』で、安楽な暮らしを。」というコンセプトのもと、作られているうちわです。 なぜ「ひだり」なのかというと、利き手ではない左手で使うことから「安楽に暮らすこと」を意味しているそうです。だから左利きの人にとっては「みぎうちわ」なんですね。 僕はもともとこのうちわを知っていたわけではなくて、東急ハンズを物色していたときに偶然見かけ、衝動買いしてしまいました。 「丸亀うちわ」とは? 独特な小判型のこのうちわは、「丸亀うちわ」と呼ばれています。 その名の通り、香川県丸亀市で作られていて、江戸時代に四国の金毘羅参りの土産物として考案されたことが始まりとされているそうです。 持ち運びが前提となっているため、普通のうちわよりも幅を狭めているのですね。 コンセプトは「世界の紙を使う」 「世界の紙を使った、Made in Japanの品質」というコンセプトのもと、ニューヨークやドイツでデザインされたネパールの手漉き紙や、京都の友禅染手漉き和紙などが使われています。 僕が購入したものは京都の友禅和紙で作られたもので、京都市右京区の職人さんが一枚一枚手染めしているらしい。 和紙は強度も十分で、はみ出ている部分も折れ曲がったりしません。 丁寧な仕上げで満足感が高い。 柄の部分の太い竹に細かい切り込みを入れて、それを放射状に広げることで、うちわの本体ができています。 これだけハイクオリティで満足度の高いうちわが、なんと900円で買えてしまうんです。衝動買いしたときの気持ち、わかってもらえるかなぁ。

自分が考えていることを言語化するような記事ばかり書いていたせいで、モノレビューなのにそんなテイストになってしまいます。


論文書いてます

更新頻度の言い訳にはしたくないですが、現在英語論文を書いています。就活を理由に後回ししてきた仕事なのですが、だいぶ目処が立ってきたので、8月上旬には投稿できそうです。

もう慣れてきたので、最初の1報ほど苦戦してはいません。でもこのような経験があったからこそ、今はスムーズに書けているのだと強く感じています。

やっと投稿できたので、論文を書きながら思ったことをつらつらと。


最後に

8月は通常のペースを取り戻して、2〜3日に1記事くらいのペースで更新できればと思っています。また読みに来てくれたら嬉しいです。では。

Leave A Reply

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)

Navigate