大切に愛でてきました。
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PRESSoと3年半
キャッシュレス時代の理想の財布「PRESSo」を使い始めて、早くも3年半が経ちました。
使い始めた当時はまだ博士課程の大学院生で、長崎に住んでいました。そこから就職で東京に出てきて生活が大きく変わり、さらには転職までしてしまう。そんな怒涛の3年半を、PRESSoと一緒に生きてきたのです。
このPRESSoの魅力は、「キャッシュレス時代に最適化された小さな財布」ということだけでなく、「熟成レザーを使った圧倒的な質感高さに加え、その経年変化も楽しめる」ことにもあります。長く使い続けることで、自分と財布が共にしてきた歴史を噛み締めることができるんです。
これまで、数回にわたってPRESSoの経年変化の度合いをレポートしてきました。直近はちょうど1年前、使い始めて2年半時点でした。そのときは、「さらに深みが増した極上の熟成レザー」と評しました。
→ PRESSoの経年変化|2年半でさらに深みが増した極上の熟成レザー
今回は3年半時点のレポートです。熟成レザーの深みは2年半時点とあまり変わりませんが、もしかするとこれが最後のレポートになるかもしれません。果たして、経年変化の先には何があったのでしょうか——。
極上の熟成レザーは変わらず素晴らしい
3年半も使いましたが、それを感じさせないほどにきれいな状態を保っています。一目見ただけで「熟成レザーの品質の高さ」を瞬間的に感じ取ることができるんです。もちろん、使用に伴って小傷はつきますが、ノーメンテナンスでここまでのクオリティを保っているのは驚異的。
もちろん、内側も同様に深みが増して味が出ています。外側よりもきれいな状態かと思いましたが、こうやって観察すると大して変わりませんね。
使い方も変わらず
3年半も同じ財布を使っていると、さすがに使い方も固定化されます。PRESSoに入れておくのは、カード6枚と紙幣数枚。基本的に小銭入れは使わず空のままで、どうしても入れないといけない小銭があれば入れる、というような運用です。
6枚のカードの内訳は以下のような感じ。ちょっとだけ中身が変わっています。
- 左 —— 運転免許証、保険証
- 中 —— VISA LINE Payクレジットカード、イーバンク(楽天銀行)キャッシュカード
- 右 —— dカードゴールド、ゆうちょ銀行キャッシュカード
よく使うカードを真ん中の部屋に入れています。メインバンクを楽天銀行にしたので、この部屋には旧イーバンク銀行のキャッシュカードが入りました。
また、VISA LINE Payクレジットカードは還元率が高かったので最近はメインにしていましたが、5月から改悪してしまったので、そろそろお役御免ですね。メインはdカードゴールドに戻そうかな。
さらに、昨年と同じ使い方ですが、突発的に7枚目のカードを入れるときは真ん中のポケットに入れています。真ん中のポケットは比較的余裕があり、3枚くらいなら余裕で入ります。とはいえ、ずっと入れておくとレザーが伸びてしまいそうなので、突発的に3枚目が発生したときだけに留めています。
経年変化の先にあったもの
さて、ここまでは昨年の記事と大して変わらない内容でした。変わったのはここからです。
この1年間、僕はよくシーンズの右前ポケットにPRESSoを入れて使ってきました。となると、1日中ポケットの中で締め付けられ、圧迫されていることが多かったのです。転職して会社にも私服で行くようになり、こうやって持ち歩く機会も増えました。
だから、この1年はPRESSoに大きく負荷がかかっていたのでしょう。エッジの部分は黒く変色した箇所もあり、さらにはステッチの糸が切れてしまっています。これはもう、経年変化の先、劣化が始まっている印です。
経年変化といいながらPRESSoを愛でてきた
使えば使うほど味が出てきて、「それまで自分が使い込んできたんだ」という歴史を刻みながら、そのモノが最初に持っていた以上の価値が埋め込まれていく。そうやってモノを愛でることを「経年変化」と呼んできました。
だけど、使い込めば傷ついたり、壊れていったりするのも事実。経年変化と経年劣化は、常に隣り合わせの存在なのです。こればっかりは避けようのないもので、むしろよく3年半も深みを増しながらいい状態を保ってきたものだ、と解釈することもできます。
もう少し使うことはできそうなので、今すぐ買い替えるつもりはありません。でも、この調子だと、1年後同じように経年変化を観察する記事を書くのは難しいかもしれませんね。