普段はnoteに書くような日記だけれど、せっかくの節目なのでstarnote*に書きます。
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3度目のセンター試験を受けていた、10年前の君へ。 – starnote*
上の記事にも書きましたが、10年前の僕は2浪目の大学入試を受けていて、はっきり言って人生のどん底でした。
薬学部に進学することにしたのも医学部に行くのに学力が足りなかっただけだし、そもそも医学部に行きたいと思っていたのも特に使命感があったわけじゃない。なんとなく、当時の自分の狭い視野の中ではそれがいちばんいい選択肢のように思えただけ。
浪人中は脱線していたけれど、またレールのようなものに乗って6年間の大学生活が始まりました。でも、「結果が変わらなければ、その過程は気にしない」という考えがコアにある僕は、特にやる気のある学生ではありませんでした。単位さえ取れればいいというタイプ。
さらに、6年制薬学部は5年次に薬局と病院で実務実習を行うのですが、これを終えた僕の中には「薬剤師になる」という選択肢は消え去っていました。
なぜなら、あんまり言葉がよくないかもしれませんが、現場で患者さんに関わる仕事はしたくないというか、そもそも向いてないというか。そんな感じのことを思っていました。(これは今でも変わらないです)
しかし、3年生の後期から研究室に配属されたものの、途中に実習が挟まるのでまともに研究成果も上げていない。だから、「薬剤師にならない = 博士課程に進学する」というのが最適解のように思えました。
薬学生の進路|6年制を卒業して薬剤師に「ならない」という選択肢。 – starnote*
→ 薬学生の進路|6年制を卒業して薬剤師に「ならない」という選択肢。
大学進学時と同じように、博士課程への進学もただなんとなく選択しました。特に研究が好きだったわけではなく、この先の時代の中でのキャリアパスを考えたときに「PhD」があった方がいいかなーと、本当になんとなーく思っただけ。
こんな感じなので、最初はちゃんと修了できるか謎でした。でも一応、やらないといけない研究は進めていたので無事に論文がアクセプトされ、修了というゴールが見えてきた。
だから決して、PhDを持っているからといって、とりたてて優秀だというわけではありません。少なくとも僕は優秀な人々からはほど遠い場所にいると、自分では思っています。
このようにいい加減な僕でも博士課程を修了し、PhDを取れそうです。もし博士課程に進学するか迷っている人がいても、「自分には無理かも」という思いは捨て去ってください。最初からそうやって決めつけるの、よくないです。
だって、大学入試を突破して、必要な単位を取って、大学を卒業できそうなんでしょ? それなら大丈夫。「卒業するために必要なことをする」という点では、大学も大学院も同じです。「勉強」なのか「研究」なのか、という違いはあるけれども。
研究が嫌いだけど博士課程に進学した話。割り切るのも大切でした。 – starnote*
→ 研究が嫌いだけど博士課程に進学した話。割り切るのも大切でした。
公開審査会は終わったので、あとは事務的な手続きをして、教授会で承認が得られれば(たぶん問題ないです)、晴れてPhDを取得できます。
いやー長かった。
学部6年+博士4年なので、合計すると10年間も大学に通いました。人と比べてだいぶ生き遅れているような気がするけれど、これからも自分は自分のペースで進もうと思っています。
その過程はブログやnoteに書いていく予定なので、これからも読んでもらえると嬉しいです。できる限りちゃんと更新します。
今思うのはこんな感じです。ではまた。