水族館でうまく撮れたためしがない。
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FUJIFILM Xマウント向け「Tokina atx-m 33mm F1.4 X」
ケンコー・トキナーさんより、FUJIFILM Xマウント向けの単焦点レンズが3本発売されています。いずれもF1.4の明るいレンズで、焦点距離23mm、33mm、56mmのものです。35mm判に換算すると、それぞれ約35mm、約50mm、84mmの画角。
ご縁があって3本とも提供していただき、レビュー記事も上げているわけですが、もちろんレビュー後も普通に使っています。印象深いのは、56mmで撮った秋の昭和記念公園や、23mmで撮ったディズニーシーの夕暮れかな。
【レビュー記事】
Tokina atx-m 23mm F1.4 X|旅に連れて行って楽しいレンズ [PR]
Tokina atx-m 33mm F1.4 X|日常生活を印象的に撮影するレンズ [PR]
Tokina atx-m 56mm F1.4 X|さらなる深みを求めて潜ることができるレンズ [PR]
水族館を撮るのは難しい
とはいえ、いちばん使いやすくて持ち出す頻度が高いのは「33mm」です。今回はメンダコを見たくて(残念ながらもう死んでしまいました…)池袋・サンシャイン水族館に行ってきたのですが、〈FUJIFILM X-T4 + Tokina atx-m 33mm F1.4 X〉の組み合わせで撮影してきました。
結論から言うと、水族館で撮影するのは何度やっても難しいです。魚たちの動きは速いのに、比較的暗い環境下で撮影しないといけないので、ピントやシャッタースピードがなかなか合いません。なのでいい写真はあまりないのですが、このレンズで水族館に行くとこんな写真が撮れますよ、というイメージとしてご覧ください。
小さな魚たち
小さくてすばしっこいので、ピントを合わせてもシャッターを切るまでに離れていってしまいます。連写にしているので失敗写真ばかり大量に貯まっていきますが、その中から比較的成功したものを掲載。
元気いっぱいなメンダコ
展示日本記録を更新中だったメンダコは元気いっぱいで、水槽の中をひらひらと気持ちよさそうに漂っていました。あまりに暗くオートフォーカスではピントが合わなかったので、マニュアルフォーカスで撮影しています。
幻想的な海月空感
サンシャイン水族館といえば、空飛ぶペンギンと、このクラゲでしょう。オートフォーカスでピントがなかなか合いませんでしたが、いくつか成功した写真もありました。(もしかして、FUJIFILMのオートフォーカス性能があまりよくない…?)
飼育員さんがエイと戯れる大水槽
大水槽の前に座ってぼんやりと眺めるのが好きなんですよね。何時間でも見ていられます。すると、ちょうど魚たちのお昼ご飯の時間になり、飼育員さんがダイブしてきました。エイが懐いていて、一緒に戯れているのが印象的でした。
いろんな魚たち
サンシャイン水族館には、他にもいろんな魚たちが展示されています。イカもいました。
動かないカエル
カエルも何種類かいましたが、どのカエルもおとなしかったです。なので写真はとても撮りやすく、構図もじっくりと考えられました。どぎつい色をした毒ガエルもいたりして、見ていておもしろかった。
カラフルなサンゴ礁と魚たち
オーストラリアのグレートバリアリーフを模した展示も。サンゴ礁も魚たちもカラフルで、撮っていて楽しいです。魚たちはあまりすばしっこくないので、比較的撮りやすかったです。
マイペースな哺乳類と鳥類
屋上には、空飛ぶペンギンをはじめとして、哺乳類と鳥類のコーナーがあります。都心のビルの屋上にこんなに動物たちが生息しているなんて、なんだか不思議な感覚ですね。ペンギンやペリカンは下から見上げるような展示がされており、なかなか見られないアングルでおもしろいですよ。
水族館でも使いやすい画角
「Tokina atx-m 33mm F1.4 X」の「33mm」(35mm判換算で約50mm)という画角は、広すぎず狭すぎず、普段から使いやすいです。それは水族館でも同じことで、目の前の魚たちや動物たちに注目させることができるような構図が実現できます。
ただ、これはカメラの問題かもしれませんが、ピントがなかなか合いにくいことが課題だと感じました。以前のレビューではオートフォーカスが速いと評し、レビュー後に使っていてもその印象は変わりませんでした。そのため、今回オートフォーカスが合いにくかったのは、X-T4の苦手領域だったかなと感じています。
いずれにせよ、使いやすくて写りがいいレンズであることに変わりはないので、これからも多用するつもりです。