住み替える前提ではありますが。
この記事には広告が含まれています。
不定期でお届けしている「本当に買ってよかったもの」というシリーズ。これまでレビューしたものの中から、本当に買ってよかったものを再び取り上げることにしていますが、今回はレビューしていないものを。
それは、自分の「家」です。
昨年7月に分譲マンションを契約し、もう1年が経ってしまいました。引っ越したのは昨年9月だったので、まもなく11か月というタイミング。入居当初から「本当にいい家だな〜」と言いながら生活していて、今でもその感覚は全く変わっていません。
むしろ、時間が経ってその家で過ごした思い出が増えるほど、いい家だと思う瞬間は多くなっているように感じます。
賃貸か、買っちゃうか
議論を呼びそうな話題ですが、ここから切り込まないとこの記事は成り立たないと思うので。結論から言うと、僕は買っちゃった方がいいと思っています。
一般的には、住宅ローンを支払ってしまえばその後の住居費をゼロにできるので(維持費はかかる)、老後のことを考えたら購入一択というのが大前提。とはいえ、今のマンションにずっと住むわけではないので、これは当てはまりません。
近い将来(長くとも10年以内)には今の家を売却して、もっといい家(おそらく戸建て?)に住み替える予定なのです。売却する前提だとマンションの方が身動きが取りやすいので、現時点では戸建てではなくマンションにした次第。
ではなぜ、住み替える前提で購入を踏み切ったのかというと、以下のような理由からです。
- 住宅のグレードが全然違う
月々の支払いを揃えると、分譲と賃貸では設備やクオリティに雲泥の差がありました(もちろん分譲の方がいい)。 - 虚無に対してお金を払うことに抵抗がある
家賃を払い続けても何も残らないんだよな。 - 団信による保険料の圧縮
自分が死んだら住宅ローンがチャラになって家族が住む家を残せるので、生命保険を圧縮できます。 - 住宅ローン控除分で固定資産税を相殺できる
住宅ローン控除の恩恵を受けられるほどの収入がある前提ですが、固定資産税は相殺できます。 - 売却益が出ることを期待
住み替え時に残債以上で売れたいいなと少しだけ期待。 - 会社の家賃補助などもない
家賃補助があれば賃貸一択だと思うけど、それもないので、買った方が満足度が高いですね。
この中で最も大きな理由は、「① 住宅のグレードが全然違う」です。なのでこの話を中心に。
賃貸のコスパが悪い問題
賃貸も検討したけれど、月々の支払いを揃えると、分譲と賃貸では設備やクオリティに雲泥の差がありました(分譲の方がいい)。
それはつまり、同グレードで分譲・賃貸マンションを比較したとき、分譲の方が月々の支払いが安くなる傾向があるということです。
家は日々の生活の礎です。例えば、家に対して少しでも不満があるとストレスの原因になるし、そこに住んでいるがゆえにストレスの原因から離れることができません。
だから不満のない家に住むのはとても重要。僕らの場合、それは自ずと「グレードの高い家」を意味することになり、分譲マンションがターゲットになります。もちろん、分譲グレードの賃貸も少なからずあるけれど、家賃が高すぎるのです。
さらに、僕らが住んでいる横浜市内においては、そもそも住みたいと思えるファミリー向け賃貸物件の数が多くありませんでした。
分譲マンションと条件を合わせる(新築・3LDK・駐車場あり・分譲グレード)と、結局分譲マンションのオーナーが賃貸に出しているものばかりで、オーナーが抱えている月々の住宅ローンの支払いを超えた家賃になることがほとんどです。
だったら自分で(ある程度のリスクを許容しつつ)住宅ローンを組んだ方が、月々の支払いは抑えられます。
日々の生活の礎
上で「家は日々の生活の礎」と書きました。睡眠、料理、食事、お風呂、トイレ、休息——といったように、私たちの暮らしは家を起点としているのです。
不満のある家では、もしかすると十分な睡眠が取れないかもしれない。おいしく楽しい食事の時間を過ごすことができないかもしれない。お風呂でゆっくりできないかもしれない。
だからこそ、【家のクオリティ】と【生活のクオリティ】は密接にリンクするのです。
さらに、僕らの場合は平日も在宅勤務をしていることが多いです。リビングダイニングと一続きになった部屋を書斎にしていて、夫婦2人、同じ空間で働いています(別の会社だけど)。となると、【家のクオリティ】が【仕事のクオリティ】にも影響してくる。
そして、僕は家でブログを書いているので、【ブログのクオリティ】にまで影響しそうですよね。そうなるともう【家のクオリティ = 人生のクオリティ】という方程式すら成り立ってしまいそうです。
というように、家は日々の生活の礎なのです。
賃貸では得られなかった安心感
以前も書いたけれど、家を所有することによって「自分の居場所があるという安心感」が得られ、それが人生に対して大きくプラスになっています。
以前の記事でも同じようなことを書きました。今でも同じことを思っているので引用します。
実際に家を買うまでは、どうせ住宅ローンの支払いも賃料の支払いも名目が異なるだけで支払うことに違いはないから、自分が所有していようといまいと関係ないと思っていたが、どうやら違うみたいだ。なんだろう、うまく言語化できないのかもしれないけれども、言ってみれば「ちゃんと帰る家があること」の安心感だろうか。
もちろん賃貸であっても借りている間は自分の帰るべき家であることは間違いないのだが、心のどこかには「ここは賃貸で本来の自分の家ではない」という思いが潜んでいて、無意識にもそれが毎日のように頭によぎるものだから、いつの間にかボディブローのように効いてきて「本来の」が抜け落ちてしまい、「ここは自分の家ではない」と錯覚してしまっていたみたいだ。
しかし、自分で買った家であれば名実ともに自分のものだから、そんな思いはかけらも感じることはない。本当に「かけらも」感じることがないのだ。確かに住宅ローンは払っているけれど、それは借りたお金を返しているだけであって、家自体は自分のものだから。
▶ 本当にいい家だなと思う
早く決断して買うのも重要
僕らの場合、今住んでいるのと別のマンションを購入して契約まで行ったのだけれど、契約後に駐車場の問題が出てきて解約した経緯がありました。
解約したマンションでは、マンション敷地内に条例の基準を大きく下回る台数の駐車場しか確保されておらず、売主が目の前の月極駐車場を確保していました。しかし、月極駐車場の所有者が駐車場を閉鎖することが分かり、マンション入居前に駐車場を確保できない可能性が浮上。
駐車場の抽選を行った結果、一応自分たちの分は敷地内駐車場を確保できたのだけれど、将来的に改選の可能性が捨てきれませんでした。そのうえ、駐車場が少ないことによりマンション自体の資産価値も下がりそうな立地だったので、住み替える前提の僕らにとってはよくない状況だったのです。
そのため、契約時に支払った手付金を放棄して解約したのでした。少なくない額だったけれども、後になって大損するよりはいいかなと。
その後はどうするか決められず、1LDKの賃貸に住み続けていました。今思えば、このときにもっと早く別のマンションを買う決断をしてもよかったなと。狭い家の中で2人で在宅勤務をするのは、なかなか厳しいものがありました。
家を探す上ではタイミングを含めたご縁が大事だと思うので、今の家に辿り着くためにはそのような期間も必要だったのかもしれません。でも、もっと早く決断して広くて快適な家に引っ越した方がQOLは上がったような気がします。
最近の首都圏における住宅価格の上昇は目を見張るものがあるので、「買える範囲で」という話になるけれども、欲しいマンションが見つかったら早く決断して買った方がいいと思います。だらだら悩んでいる間に他の人に取られてしまうからね。
家を買うのは「生活の基盤を築く」こと
話がとっ散らかった記事になったけれど、このまま書き続けてもまとまる気配がないので、ここで無理矢理まとめます。
ここまで書いてきたとおり、【家のクオリティ】と【生活のクオリティ】は密接にリンクします。だから、家を買うのは「生活の基盤を築く」ことなのです。
ブロガーとしては、いろんな作業スペースがあって、家の中に居ながらにして気分転換できるのも魅力的。自分のデスク、ダイニングテーブル、ソファの上、ベッドの上、会議部屋のデスクといった具合です。
ちなみに、今この文章を書いているのはダイニングテーブルの上。自分のデスクで在宅勤務を終わらせて、ダイニングテーブルにやってきました。作業内容に合わせて場所を変えると、頭もすぐに切り替えられるんですよね。
だから、家を買うのはいいことだぞと声高に主張して、この記事を終えたいと思います。