お弁当とカメラを持って。
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そろそろ納車から2年が経ちます
僕のCX-5が納車されたのは2020年6月初旬、そろそろ納車から2年が経過します。ちょっと奮発して最上級グレードを購入したこともあり、満足度は最高レベル。楽しく快適に運転できて、本当に買ってよかったです。
いつでも自由に使える自分専用の快適な車が、自宅の前に止まっている暮らし。出かけるハードルがぐっと低くなり、軽井沢も日光も鎌倉も、ちょっと近所まで外出するのと同じ感覚で訪れることができます。
そんな感じで、現時点での走行距離は32,000kmあまり。CX-5があったおかけで、いろいろな場所を訪れることができました。まだまだ乗るつもりですが、ディーラーの話だと40,000kmを超えたら下取り額が大きく下がることがあるらしく、どうするか決めかねています。
さて、納車1年後から連載を始めた「CX-5と暮らす」シリーズ、今回で8回目となりました。本シリーズ以外のCX-5に関する記事も含めて、以下のリンクから飛ぶことができます。
ゴールデンウィークの人混みから離れたい
季節はゴールデンウィーク。前半は自宅の整理整頓や作業環境の整備に費やしたので、後半は遠出する機会を増やしたいと思っていました。
→ 寝室デスクの作り方。4Kディスプレイを導入し、快適な作業スペースに。
とはいえ、ゴールデンウィークです。2022年は久しぶりに行動制限がなかったので、どこに行っても混んでいることが予想されました。だから、そのような喧噪からは離れつつ、心を穏やかにのんびりできる場所に行きたいと。そう思っていました。
——となると、行き先は自ずと自然が豊かな場所になります。東京から2時間以内くらいで気軽に遠出できて、自然が豊かであまり人がいないような場所。それはもう、早朝の精進湖しかないと、強く確信しました。
早朝に到着できるように、夜中に出発
精進湖を訪れるのはおそらく2021年7月以来で(このときですね)、もう10か月も間が空いてしまいました。久しぶりの精進湖なので、やっぱり朝焼けを見たい。
この時期の日の出は午前5:00くらいです。その1時間くらい前から明るくなるので、午前4:00くらいに到着できるのが理想。自宅から精進湖までは2時間くらいかかるので、午前2:00〜2:30くらいには出発したい。ちょっと辛いけど、やっぱそうなるよね…
3時間くらい仮眠を取って、起床したのは午前1:00すぎ。眠い目をこすりながら支度をして、2:00すぎに川崎の自宅を出ました。
府中スマートICまで一般道を進み、そこから中央道に乗りました。夜中の中央道はがら空きで快適です。一旦、談合坂SAで休憩を挟みます。
談合坂SAを出発し、大月JCTを経て中央道・富士吉田線に入り、河口湖ICで国道139号へ。そこから青木ヶ原樹海を越え、20分ほど一般道を走って到着しました。時刻は午前4:15頃。
このときの気温は8℃でした。春の暖かさに慣れた体にひんやりと冷たい空気が打ち付け、厳しい冬の寒さを思い出させます。
タイムラプスをセット
持ってきたカメラは2台。
- Sony α7 III + Sigma 24-70mm F2.8 DG DN Art
- FUJIFILM X-T4 + FUJINON XF18-55mm F2.8-4 R LM OIS
このうち、〈Sony α7 III + Sigma 24-70mm F2.8 DG DN Art〉をタイムラプス用に設置し、〈FUJIFILM X-T4 + FUJINON XF18-55mm F2.8-4 R LM OIS〉は手持ち用にして美しい景色を切り取ります。
そのため、これ以降の現地での写真は〈FUJIFILM X-T4 + FUJINON XF18-55mm F2.8-4 R LM OIS〉で撮影したものです。フィルムシミュレーションはクラシックネガ。
また、記事の最後に入れ込んだタイムラプスの動画は〈Sony α7 III + Sigma 24-70mm F2.8 DG DN Art〉での撮影です。20秒ごとに1枚、合計512枚(時間にすると170分ほど)撮影しました。
曇り空に日が差し込む
精進湖に到着したときは、あたりにはどんよりとした雲がかかっていました。本当なら正面に見ているはずの富士山は全く見えていなくて、今日は素晴らしい朝焼けを見ることはできないのかなと思っていました。
しかし、日が昇ってしばらく経ったと思われる頃、空にかかった重たそうな雲が光に照らされて明るくなってきたんです。また、時を同じくして雲の切れ間から富士山のシルエットが見え隠れします。
もしかしたら、あの雲の切れ間が少しずつ大きくなっていって、富士山が姿を現すかもしれない。そう思って、しばらく待ってみることにしました。
鳥たちが飛んできて潜る
日が昇ると鳥たちも活動し始めます。どこからともなく飛んできて精進湖に着水し、おもむろに潜って魚を捕まえていました。結構長い間潜っているように見えましたが、空も飛べるし水中も泳げるし、すごいなあと思いながら見ていました。
——と思っていたら、人間も水中に入って釣りをしているではないですか。この冬のような極寒の精進湖でよくやるなあ。岸から釣るのと違うのだろうか。
一瞬だけ風が強くなり、湖上の霧が一気に晴れる
日の出から1時間ほどが経過したとき、湖から岸に向かって強めの風が吹きました。その風に乗って、湖上の霧が一気に岸に押し寄せ、どんどん晴れていきました。さすがに寒いので、ひとまず車の中に避難します。
もう少しで富士山全景が
雲の切れ間がだんだんと大きくなり、富士山が少しずつその姿を見せ始めました。まだ山頂にかけて雪が積もっているようです。そして、薄暗い湖面から光り輝く雲まで、コントラストのある風景が美しい。
虹が出てきた
雄大な景色に見惚れていると、精進湖では小雨が降り始めました。そして、ふと後ろを振り向くと虹が…!くっきりとした1本と、うっすらもう1本。虹を背景にCX-5を撮りました。
富士山が姿を現した
さて、精進湖に到着してから1時間半ほど。ついに富士山の全貌が見えました。東の空から光を浴びて、山頂付近が明るく照れされています。
そして、さっきまで強かった風が一気に弱まり、波のない湖面には富士山が反射していました。何度か精進湖を訪れていますが、こんなにきれいに反射しているのを見るのは初めてかもしれません。とても美しかった。
お弁当の時間
だいぶ日も高くなり、富士山の全景も見ることができたので、作ってきた(作ってもらった)お弁当をこのあたりで頂くことにします。前日、自家製バーガー祭りの準備を進めている間に、同時進行で作ってくれていたんです。さすがだね。
食べ終わった後に少し散歩
7時すぎ。景色はすっかり「早朝」から「朝」になりました。子どもたちのカヌーの練習も始まったし、魚も元気に活動を始めたようです。精進湖の中を観察したり、湖畔を散歩したりして、のんびりと時間を過ごしました。
タイムラプスで3時間を17秒に
到着早々に〈Sony α7 III + Sigma 24-70mm F2.8 DG DN Art〉をセットし、20秒ごとに1枚、3時間弱(170分間)にわたり、合計512枚の定点写真を撮影しました。
現地ではRAWで撮影し、帰宅後にLightroom Classicで現像した写真を動画にして一気に流します。早朝から朝になっていき、その中で富士山が徐々に姿を現す過程をぜひご覧ください。
精進湖で最高の朝を過ごした
夜中に家を出て高速を飛ばし、早朝に精進湖にやってきました。その結果、「年に1回あるかどうか」というくらい、最高に気持ちのよい朝を過ごすことができました。ここまでフットワーク軽く遠出ができるのも、ひとえに楽しく快適に運転できるCX-5のおかげです。
少なくとも、向こう1年はお世話になります。そのあとどうするかはこれから決めますが、どのような結論になるにせよ、CX-5が最高の体験を与えてくれるのは間違いありません。