前回の記事の続きです。
スリープから復帰しなかったり、使用中にいきなり電源が落ちたり、ご機嫌斜めなiMac(27-inch, Late 2012)。症状が起きる度にコンセントを抜いてSMCをリセットして起動する日々が続いています。なんとか原因を探ろうとして試行錯誤してみたのですが、未だによく分かりません。僕がやったことをまとめておくといずれ誰かの役に立つかもしれないので、一応まとめておきます。
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詳しい環境については前回の記事にまとめていますので、まだの方はこちらからどうぞ。
iMacの調子が悪いんだけど、どうやらHDDが死にかけてるっぽいぞ。Appleに問い合わせてみたのでまとめておきます。 – starnote*
もくじ
ディスクユーティリティのFirst Aidをもう一度やってみた → 問題がみつからず
前回は問題ありまくりだったFirst Aidをもう一度やってみました。もしかしたら前回のが偶然だったかもしれないからね。
結果は問題なし。日をおいて3回やりましたが3回とも問題なし。前回のは何だったんだ…。これでFusion Driveがおかしいという線は消えました。
吸気口・排気口をエアダスターで掃除 → 3日間くらい効果あったけどその後再発
調べてみると内部にたまった埃が原因で電源が落ちてしまうこともあるようで、しばらく掃除していなかったのでエアダスターで吹いてみました。こういうとき本体が開かないって不便だね。
吹いてみるとあり得ないくらい埃が出てきました。ちょっと離れたところにある空気清浄機が全力になるくらい。あ、やっぱり原因はこれだったのかな?
その後使っていると3日間くらいは何事もなく過ぎました。「修理出さなくてよかったー」と安心していると、スリープから復帰せず電源も入らない現象が再び発生。コンセントを抜いてSMCをリセットし、起動します。
安心したのも束の間でした。埃が原因という線も消えたようです。
NVRAMリセット → 効果なし
あまり関係ないと思いましたが、一応やってみました。やり方はAppleのサポートページに詳しく書いてありますので、こちらを参照してください。
→ MacのNVRAMをリセットする方法 – Appleサポート
Appleによると、
たとえば、システム環境設定の「起動ディスク」パネルで指定したものとは異なる起動ディスクから Mac が起動する場合や、Mac の起動時に疑問符アイコンが表示される場合は、NVRAM のリセットが必要だと考えられます。
とのことなので、やっぱり今回はNVRAMはあまり関係なさそう。
ちなみに電源周りの問題の場合(今回はそう)は、NVRAMではなくSMCをリセットすると直ることがありますが、前回リセットしても改善しなかった。一応リンクしておきます。
→ MacのSMC(システム管理コントローラ)をリセットする – Appleサポート
Apple Hardware Test (AHT) → 問題は見つからず
AHTを行うことで、問題がハードウェアに関連するものかどうかを判断することができるそうで。やり方はこちら。
→ Apple Hardware Testの使い方 – Appleサポート
注意:2013年6月以降に発売されたMacではAHTではなくApple Diagnosticsを使う必要があります。やり方はgori.meさんの記事が詳しいです。
僕のiMacは2012年12月発売なのでAHTを行った。やり方は簡単。一旦システム終了した後、キーボードの「D」キーを押したまま電源を入れる。これだけ。
AHTが起動する前に「Starting Internet Recovery」と表示されて一瞬焦ったが、Appleによると
OS X Lion 以降を搭載して出荷された Macintosh コンピュータの一部には、インターネットベースの Apple Hardware Test をサポートするモデルもあります。
とのことなので、正常な動作みたい。
AHTモードでも普通に付属のBluetooth接続のキーボードやマウスは使うことができます。他のメーカーのものは試していないので分からないけど、こういうモードではApple純正ものを使うのが安心かな。
AHTが起動すると、最初に言語選択の画面になる。日本語も準備されているので、「主に日本語を使用する」を選択して「→」をクリック。するとテスト画面に入ることができます。
AHTには2種類のテストがあります。一つは「簡易テスト」。かかる時間は3分くらいで、実装メモリ容量によって変動する。24GBのメモリを積んだ僕のiMacの場合は5分12秒で終わった。
簡易テストでは特に問題は見つからなかったので、もう一つの詳細な「全テスト」も実行してみることにしました。「全テストを実行します」にチェックを入れて「テスト」をクリック。するとテストが始まる。
かかった時間は1時間40分くらい。そのうち1時間35分くらいはメモリのテストで、残りの5分がロジックボードのテストでした。
こちらも問題なし。ここまでやって見つからないということは、根は相当深いのかな?
増設したメモリを取り外す → しばらく様子見(いまここ)
僕は今年の5月にトランセンド製の8GBメモリを2枚(16GB分)増設したのです。しかしながら、こちらのブログによると、どうやら標準電圧版はiMac(27-inch, Late 2012)と相性問題が発生するみたい。
僕が増設したのは低電圧版なのですが、相性問題の可能性は捨てきれないので、増設した分を一旦取り外して様子を見ることに。
メモリが24GB→8GBに一気に減ることになるので、動作が重くなることを覚悟していたけど、体感的にはあまり差は感じられない。この記事も取り外した後に書いていますが、記事の執筆もPhotoshopでの画像の加工もスムーズ。もしこのまま電源落ちが発生しなければ、しばらく8GBでいこうと思っているところです。
まとめ
メモリを取り外し後スリープ復帰を2回くらいやりましたが、今のところは問題なさそう。もしこれが原因なのだったら、5月〜11月の半年間はなぜ問題が起きなかったのかとか、僕のiMacの個体と購入したメモリの相性がたまたま悪かっただけなのかとか、いろんな疑問が沸き上がってきますが、真相は不明なままで釈然としません。
現時点ではまだメモリが原因だったと確定したわけではないので、1週間くらい様子を見てまた報告したいと思います。今回は以上です。