iMac (27-inch, Late 2012) の調子が悪い。このiMacは2013年1月に購入したものなので、そろそろ丸4年。その間ずっと酷使していたのでついにガタが来てしまったようです。
調べてみるとどうやらHDD(正確には1TB Fusion Drive)が原因のようで、復旧を試みている最中にうんともすんとも言わなくなってしまったのでAppleに問い合わせてみました。
まずはiMacのスペックから軽く説明
僕のiMacは2012年12月に発売されたモデルで、所謂「Late 2012」と呼ばれているモデル。発売から4年経った。購入自体は発売直後の2013年1月で、届くまでに1か月近くかかった記憶がある。
初めて光学ドライブが廃止されて薄型化されたモデルで、当時はかなり衝撃を受けた。スペックは以下のとおり。
ディスプレイ | 27インチLEDバックライトディスプレイ、2,560 x 1,440ピクセル |
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プロセッサ | 2.9GHzクアッドコアIntel Core i5 |
メモリ | 24GB(4GBx2 + 8GBx2)1,600MHz DDR3メモリ |
ストレージ | 1TB Fusion Drive(128GB SSD + 1TB HDD) |
OS | macOS 10.12 Sierra |
基本的には購入当時のままだが、OSを最新版にしているのと、メモリの「8GBx2」は今年の5月に自分で増設したもの。
今まで特に問題なく使用できていたが、最近になってちょっと怪しくなってきた。ここからは時系列順にまとめていきます。
スリープから復帰しなかったり突然電源が落ちたり。
1か月くらい前からスリープから復帰しないという事象が頻発するようになる。電源ボタンを押しても反応がないので、一旦電源ケーブルを抜いてSMCをリセットしてから起動していた。
→ MacのSMC(システム管理コントローラ)をリセットする – Apple
さらに、1回だけだが使用中にいきなり電源が落ちるという事象も発生した。その後電源ボタンを押しても反応なし。仕方ないので同じようにSMCをリセットして起動した。
さすがにおかしいと思ったのでチェックしてみた。
スリープから復帰しないのはたまにあることなのでそれほど気にしていなかったが、使用中のシャットダウンはさすがにおかしいと思った。原因を考えてみるとやっぱりHDDが一番怪しいと思ったので、ディスクユーティリティからチェックしてみることに。
まずはディスクユーティリティを開き、内蔵Fusion Driveを選択。その後「First Aid」をクリックして実行します。
スキャン中も逐次詳細が表示されますが、終了すると以下のように結果が表示されます。では中身を見ていきましょう。
まず詳細欄(矢印のところ)には「ボリューム”Macintosh HD”が壊れています。修復する必要があります。」と書いてありますね。
さらに、進捗バー上の結果表示には「First Aidで修復の必要な破損が見つかりました。起動ボリュームを修復するには、復元システムからFirst Aidを実行してください。」とあります。
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なんてこった、最悪じゃないか。でもまだ修復できる望みがあるみたいだ。
言われたとおり復元システムからFirst Aidを実行してみる。
復元システムからFirst Aidを実行すると修復できるらしいので、これはやってみるしかないでしょう。
復元システムへの入り方は、Macを再起動 > ジャーン!って鳴ったときに「Command (⌘)」と「R」を同時押し > Appleマークが出てきたら離す です。すんなりと入れると思います。
ただし、この復元システムは結構不安定で、苦い思い出がたくさんあるので、入る前には必ずTime Machineでバックアップを取っておきましょう。いいですか? 必ず取っておきましょう。
復元システムにうまく入れたら下のようなウインドウが出てきます。一番下の「ディスクユーティリティ」を選択して「続ける」をクリック。
ここからは先程と同様です。内蔵ドライブを選択して「First Aid」を実行。破損箇所が見つかっても特に操作をする必要はありません。すべて自動です。ディスク容量にもよると思いますが、1TB Fusion Driveの場合は5分ちょっとで終わりました。
さてさて。結果を確認してみましょう。
「ファイルシステムを検証または修復できませんでした。」「操作が失敗しました…」とありますね。失敗したようです。
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最悪だ。もう寿命なのか? そろそろ新型出そうだから今は買い換えたくないし…。まぁ、もうちょっと騙し騙し使えそうだから頑張ってもらいましょう。とりあえず再起動っと。
(シーン)
おいおいまたかよ。じゃあ電源抜いてSMCリセットっと。楽勝楽勝〜
(シーン)
あれ? おかしいな。もう一回抜いてみるか?
(シーン)
うそだろ… さっきまで元気に動いてたのに…
Appleに問い合わせてみることにしました。
そう。ちょうどいい (?) タイミングでお亡くなりになったようです。電源も入らないからOSのクリーンインストールすらできないよ。保証も切れてるし、どうすればいいんだよ…
といっても僕一人ではどうしようもないので、Appleサポートに問い合わせてみることにしました。幸い製品登録はしてるのでシリアル番号は分からなくても大丈夫。
(Apple)こんにちは。今回はiMacにつきまして起動/電源に関するお問い合わせとのことですが、症状を詳しくお聞かせ願えますでしょうか。
(僕)はい。うんたらかんたら(一連の症状を説明する)
(Apple)そのような症状でしたら、私どもからご案内できますのは修理サービスの手配のみとなってしまいますが、最後までしっかりサポートさせて頂きますのでご安心ください!
(僕)(頼もしい!)
(Apple)お時間が大丈夫でしたら、このお電話で修理の手配までさせて頂きたいと思いますが、お時間は大丈夫ですか?
(僕)はい!大丈夫です!
(Apple)Apple Storeまで持ち込んで頂いてもいいのですが、大きな製品ですので、ご自宅まで取りに伺うこともできます。その場合ですとヤマト運輸が専用の梱包箱を持って伺いますので、玄関先で本体のみをお渡しください。ケーブルやマウス・キーボードなどの付属品は不要です。
(僕)はい。じゃあそれでお願いします。
(Apple)ありがとうございます。修理にかかる日数は3〜5営業日を予定しておりますが、内容によりましては1週間程度かかることもございます。現在のところ修理代金のお見積もりは50,760円となっておりますが、場合によっては料金が上がる場合もございます。その場合はお電話もしくはメールにてご連絡を差し上げます。
ここまでまとめ
ここまでを整理しておきます。
- やはりHDD (Fusion Drive) の不調が一番疑わしい。
- 購入後4年経っているのでもちろん保証はきかず、有償での修理となる。
- ヤマトのドライバーさんにiMac本体を渡すだけでOK。
- 修理にかかる日数は3〜5営業日。長くて1週間。
- 料金は50,760円。内容によっては上がることもあるが、そのときは連絡して貰える。
ちなみに電話サポート経由での有償修理の依頼は一律料金を頂いているとのことでした。それが50,760円みたい。それでも足りなかったら追加で請求されるのかな。
電話している途中で復活した!
(Apple)それでは修理の手配をさせて頂きますので、2〜3分ほどお待ち頂いてもよろしいでしょうか。
(僕)はい。わかりました。
と、ここで最終確認のために電源を入れてみたら、なんとあっさり入るではないですか! まだキャンセルできるかな…
確かに修理してもらって安心したいというのもありましたが、4年落ちのiMacの修理に5万円は痛い! それじゃあサクッと買い換えちゃった方がいい気もしました。
(Apple)こちらの都合で申し訳ないのですが、只今修理サービスのシステムがエラーとなっておりまして、もう少しお時間がかかるかもしれません。大変申し訳ございません。
(僕)あ、それがですね、今電源入れてみたらあっさり起動してしまいました。
(Apple)左様でございますか! それでしたら修理の方はどうなさいますか?
(僕)修理して安心したいという気持ちはありますが… 古い製品ですので、今は修理せずにもうしばらく様子を見ようと思うのですが…
(Apple)かしこまりました。もし修理に出されるようでありましたら今回のお問い合わせ番号をお申し付けください。その際にはまた同じように修理依頼を手配させて頂きますので…
(僕)はい! ありがとうございます!
今回は大変ご迷惑をお掛け致しました。
(Apple)いえ! とんでもございません! また何かございましたらお電話ください。
(僕)はい。ありがとうございました。
後半まとめ
電話して感じたのはやはりAppleのサポートは頼もしいということだ。結果的に今回は様子見ということにしたけれど、またいつおかしくなるか分からないし、そういうときに頼れる存在がいるとかなり心強いよね。
あ、あとAppleのサイトには「有償でのテクニカルサポートは3,000円を請求することがあります」と書いてあったが、電話ではそのような話は一切出なかった。後でこっそり請求する、なんてことはAppleはしないと思うので、今回は無償でのサポートだったと理解している。今のところは。
まとめ
正直に言って、このような状態なので買い換えも含めて検討中。買うとすると27インチ5Kモデルになると思うが、新型の噂もちらほらあるし、2月からは例によって学生向けのキャンペーンもやるはず。そう考えると、今は買い時じゃないのかなと。年明け早々に新型が出て、学生キャンペーンも始まると、気づいたときには購入ボタンを押しているかもしれない。
2016年12月11日追記:続きを書きました。Fusion Driveのせいではなさそう。