海を眺めながらのんびり過ごす時間。
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大阪から伊勢神宮経由で東京へ
先週の土日、車で大阪に行ってきました。
土曜日に道頓堀でお好み焼きを食べ、ミスチルライブに参戦し、たこ焼きを食べ、軽く大阪気分を味わいました。大阪が関係ないのがひとつ混じってますが、大阪公演のチケットが当たってしまったからしょうがない。
そして翌日、日曜日。大阪観光をしてもよかったのですが、それよりは伊勢神宮を参拝したいという話になりました。
朝から梅田のホテルをチェックアウトし、阪神高速やら名阪国道やらで車移動して、お昼頃に伊勢神宮に到着。外宮と内宮を参拝しつつ、赤福を食べ、松阪牛の牛丼やメンチカツを食べ、伊勢を満喫してきました。
その帰り。陸路で移動するとかなり大回りになってしまうんです。
東京方面に陸路で移動するなら、伊勢湾をぐるっと周り、津 → 四日市 → 名古屋を経由して行くしかないんです。それよりは、鳥羽からフェリーで渡って渥美半島にダイレクトインし、豊橋方面に向かった方が無駄がない気がしました。
でもまあ実際は、フェリーには待ち時間があるし、渥美半島には高速道路がないので、時間的には陸路の方が早いです。料金も陸路の方が全然安い。でも、体力的にはフェリーでショートカットした方が楽なんじゃないかな。知らんけど。
だけど、高速道路で移動するのは日常茶飯事なので、ちっとも特別感がないんです。でも、フェリーに乗ると「フェリーに乗る」ということ自体がイベントになります。少しくらい値段が高くて時間がかかっても、普段やらないような楽しい体験にお金を使ってみようと。そう思いました。
フェリー乗り場へ
伊勢神宮から車を走らせること30分ほど。鳥羽市の港、伊勢湾フェリーの乗り場に到着しました。6番に進んでくれと言われたので、指示に従って順番に並びます。
この伊勢湾フェリーは、伊勢湾の入口、鳥羽と伊良湖を1時間弱で結びます。頻度はだいたい1時間に1本くらい。2隻の船が行ったり来たりして、中間地点ですれ違う、ロープウェイのような方式です。
さて、このとき時刻は15:30ごろ。15:20の便が行ってしまって、次は16:30でした。1時間くらいの待ちぼうけです。
チケットを購入するためには、車検証を持って2階のカウンターに行けとのことでした。助手席前のグローブボックスから大きな車検証ケースを取り出し、エスカレーターで2階に向かいました。
2階には待合スペースの他にも、おみやげコーナーやレストランが併設されていました。松阪牛の霜降り肉を模したクッションが売られていたのが衝撃的だった。(これだ…!)
車の長さによって1 m単位で料金が変わるので、車検証が必要なようでした。CX-5の場合は片道6,900円。これには運転手1人の運賃も含まれています。同乗者は別料金なので、1人1,600円を支払います。合計8,500円。
往路では川崎 → 大阪の高速代が8,000円程度だったことを踏まえると、結構お高めです。まあ、船に乗る機会なんて滅多にないので、交通費という感覚ではないかな。乗船体験に来た感じ。
いざ、乗船します
15分前の16:15から乗船が始まりました。それまでには車に戻っておいてねと言われていたんです。僕が並んでいた6番の列から乗船が始まりました。前から4番目。どきどき。
ちなみに、CX-5でフェリーに乗るのはこれが初めてです。もしかしたらこれが最初で最後かもしれないけどね。
乗船完了。車から降りて2階の客室に向かいます。
客室に移動
2階に上がってきました。
せっかくなので外に出て写真を撮りたいのですが、2階にはデッキが少なく、撮るのはなかなか難しそう。一応3階まであるみたいだけど、どうやって上がるんだろう?と思っていたら、デッキではなく客室内に階段がありました。
その階段は3階の「特別室」に続いているようで。特別室ってなんだ?
実は、景色のいい3階に「特別室」を設けて、展望室を兼ねているみたいなんです。写真を撮るんだったらぜひ行きたいけど、そこに入るためには1人400円でチケットを買わないといけないみたい。
商売上手だなあ。滅多に乗らないフェリーだし、せっかくなら景色も楽しみたいと思うもんね。
もちろんチケットを買って特別室に行きました。有料なので人も少ないし、広いデッキもあるし、上がってきてよかったです。
結構揺れました
フェリーなんて大きめの船なんだし、全然揺れないだろうと思っていました。でも現実はそう甘くなかった。
この日はいつもより揺れているというアナウンスがあり、ちょっとびっくりするくらい揺れました。特に、船首の方にいると大きく揺れて、真っ直ぐ歩くのもままならない。
それまで僕が乗ったことがあったフェリーは、穏やかな有明海のフェリーや、もっと船体の大きな五島行きのフェリーでした。どれも揺れない方のフェリーだったんだな。太平洋のフェリーはちょっと違います。
反対方向のフェリーとすれ違う
しばらく海を眺めていると、見たことのある船が向こうからやってきました。
ああ、あれは反対方向、伊良湖から鳥羽に向かう伊勢湾フェリーだな。ということは、ちょうどここが中間地点ということかな。海は右側通行だから、反対方向に向かうフェリーは左側に見えます。
神島の横を通過
もう少し進んで、右手に見えてきたあの島は「神島」。鳥羽港から約14kmの位置にある漁業の島だそうです。こういう島に旅行に行くのもいいなあ。
大きな船と交差する
左の方から大きな船がやってきました。同じくらいのスピードで進んできて、そのままいったらぶつかりそうな勢い。でもこちら側がスピードを落として衝突を回避しました。
船尾に「いずみ丸」と書いてあったので調べてみると、自動車運搬船のようですね。名古屋からトヨタ車をたくさん積んで輸出でもするんでしょうか。
船旅の終わり
さて、いよいよ伊良湖の港に入ってきました。これで約1時間の船旅も終わりです。
車に戻り、出発の準備をします。ここから川崎の自宅までは4時間半くらいかかりますが、のんびり進もう。今の時刻は17:30ごろだから、家に着くのは10時くらいかな。
日常的にはなかなかできない「フェリーに乗る」という体験。長崎に住んでいたときは、2年に1回くらいの頻度でありました。でも、関東ではめっきりなくなってしまっていたんです。
だから、海の香りも、波を切りながら進んでいく様子も、全てが新鮮であり、どこか懐かしい感覚でした。たまには、こうして船に乗って海を眺めながら、のんびりするのもいいですね。