昨日の更新でちょうど100日目でした。
100日間毎日更新すると新しい世界が見えてくると思っていましたが、全然あっけなかったです。いつもと何も変わらないし、新しい何かを掴んだという実感もない。
ただひとつ感じているのは、コツコツ積み上げていくことで少しずつ成長できる、という当たり前のことでした。
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毎日更新する中で見えてきたもの
僕が毎日更新を始めたのは2018年12月9日です。それから毎日欠かさず記事を書いて、昨日の更新でちょうど100日になりました。
毎日更新を始める前は「そんなコツコツ継続できるわけないよなー」と思っていて、毎日ブログを書いている人たちのことを別の生き物を見るような目で見ていたのも事実。
しかし、実際に自分でやってみることで、その感覚を掴んでみないといけないと思い立ち、実行に移してみました。
ブログが生活の中心になる
何回か言っていますが、いろんなものに興味が向きがちな自分に「ひとつの軸」を通すつもりで、このブログを書いています。
試行錯誤したこと、楽しかったこと、大変だったこと、思っていること——こんなことを記事として書き記しておくと、いつかまた同じような状況に遭遇したときに、解決する助けになると思っています。(それを公開しておくと他の人も見ることができるからより良いよね)
「自分の軸になるもの」を書けば書くほど、それが自分自身の本質へと近づいていく。当然かもしれませんが、自然とブログが生活の中心になってきます。
街を歩いているときもネタになりそうなものを探しているし、夕方を過ぎると体が執筆モードになってくるし、暇さえあればiPhoneをポチポチして記事を書いてる。この文章だって市役所で転出届の待ち時間に書きました。
病的かもしれないけれど、「いや待て、2時間あれば記事1本書けるから、この時間は映画館じゃなくてカフェで過ごすか」というように、時間に対してシビアになり、記事執筆にかかる時間が評価基準になっていく——。
このように、常にブログのことばかり考えるようになっています。病気だな。
いろんな角度で物事と向き合うようになる
こうしてブログのことばかり考えていると、記事執筆のために日常生活でも「多角的な分析」をする習慣がつきます。
研究においてはとても大切なことですが、いくら博士課程に在籍していても、研究とは関係なく日常的に行う習慣はつきにくいものです。でも、ブログを書いていると常に分析せざるを得ない状況に自分を持って行くことができます。
たとえば、先日はポケットドルツの長期レビューを書きました。何も考えなかったら「めちゃめちゃいい!」の一言に集約されてしまう内容を、いろんな角度から分析しました。
ポケットドルツを5か月間使うと、もう普通の歯ブラシには戻れなくなる。 – starnote*
→ ポケットドルツを5か月間使うと、もう普通の歯ブラシには戻れなくなる。
この記事に書いている内容は、記事を書きながら考えたわけではなくて、日常の使用中になんとなく考えていたことをまとめて言語化しただけです。
よし!記事書くぞ!と思ってMacに向かって言葉をひねり出しているのではなく、日常的に発生する「ふわふわした感想の断片」をキーボードを通して翻訳し、記事としてまとめていく作業。
これこそがブログを書くということであり、こんなプロセスで書くからこそ、いろんな角度の分析がアウトプットされてくるのではないかなーと思っています。机上で唸っていても何も出てこないのです。
もし記事としてアウトプットしなかったら「ふわふわした感想」がそのまま放置され、いつの間にか脳内から消え去ってしまいます。それはもったいないよね。
誰もができることのはず
このような「ふわふわした感想」は、誰もが持っているものです。つまり、誰かと出会ったり、何かを使ったり、どこかに訪れたりしたときに、誰もが何かを感じているはずです。
ただ、自分の感じたことを丁寧に拾い上げて言葉として記録している人は、なかなか少なくなるんじゃないかなーと思います。いつも「すごい」の一言だけで済ませていませんか?
なぜすごいと思ったのか、どうすごいと思ったのか、もっと別の言葉で言い換えることはできないか——。日記を書いたことのある人ならわかりますよね、この感じ。
そこからさらに、「人に伝わる形で言語化する」というところに少し大きなハードルがありますが、訓練次第でどうにかなるものでもあります。
僕だってこうして記事を書いていますが、別に特殊な訓練を受けているわけではないし、文章を書くスペシャリストでもない。好き勝手にブログを書いていたらいつの間にか文章力が上がっていたような人です。
文章力を鍛えるためには書くしかない。人に読んでもらいながら。 – starnote*
→ 文章力を鍛えるためには書くしかない。人に読んでもらいながら。
だからこそ、文章を書いて発信することに少しでも興味があるのであれば、躊躇せずに始めてみてほしいと常々言っています。
自分に向いているかどうかなんて、その環境にしばらく身を置いてみないとわからないです。だから最初の1歩をさっさと踏み出して、向いていたら続ければいいし、向いていなかったらやめればいいと思うんです。
→ 「自分フィルター」を持っているあなたに、発信をためらう理由なんてない。
まだまだ成長が足りないから継続します
毎日更新を始めた当初は「100日くらいが目安になるから、達成したら一区切りつけようか」なんてことを思っていました。
でも、それを掴んだ今考えてみると、100日間毎日更新したくらいでは全然成長が足りないです。もっと前に進みたいし、僕よりも圧倒的な速度で成長している人もたくさんいるし、ここで止まってしまったら成長どころか退化してしまいます。
だから、これからも毎日更新を続けるつもりです。「更新しない」という例外を作ってしまうと、そこで一気に習慣が崩れ去ってしまいます。1日でも休んだらサボり癖が付くのと同じです。
どんなに忙しくても1日1本記事を書いてアップする。それが自分との約束。