1年以上ぶりの奥日光です。
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冬の奥日光へ日帰りロードトリップ
気分転換をしたいときに訪れている奥日光。
避暑地であるために夏に訪れたら涼しくて過ごしやすいけれど、冬だと寒すぎて訪れる人も少ない。それを象徴するかのように、主要な交差点にある信号もその役目を休んで終日点滅しています。
それでも、寒さに凍えながら目の当たりにする中禅寺湖はとても美しい。寒空の下に静かに沈んでいく夕日がなんとも儚く、そんな雰囲気が大好きなのです。わざわざ足を運んで見に行く価値のある景色。
本来なら冬が始まった12月上旬に行こうと思っていたものの、そろそろ雪が積もったり路面が凍結したりする予報が出ていたから、断念していました。このときはまだ車にスタッドレスタイヤを装備していなくて、安全は何物にも変えられないからね。
けれども、今はもうスタッドレスタイヤに交換して冬の雪道にも凍結路にも対応できる。寒い場所へのドライブもへっちゃらなのです。せっかくスタッドレスタイヤに替えたのに首都圏を走り回るのがむしろもったいないから、積極的に寒い場所に乗り込んでいきたい。
そんな経緯で行ってきましたよ、奥日光。1年以上訪れていなかったから胸いっぱいの楽しみを抱えて、往復500kmの日帰りロードトリップです。
撮影機材
今回の撮影機材は、メインが〈FUJIFILM X-T4 + FUJINON XF18-55mmF2.8-4 R LM OIS〉に可変NDフィルターを装備して、サブはGR IIIxです。
以前の記事
以前の記事はこちらからどうぞ。
▶ CX-5を走らせて、冬が始まった日光へ。
▶ 奥日光に秋の始まりを探しに行く、日帰りドライブ旅
出発は9時半
のんびり準備していたら9時半になってしまいました。本当は9時前には出たかったんだけどな。
日帰りだから特に大きな準備はしていなくて、最低限の荷物とカメラ。そして奥日光は寒いだろうからダウンジャケットや手袋を持っていきます。金属製のカメラを寒い場所で握っていたら瞬く間に手のひらの体温が奪われていくから、手袋は必須です。
もちろん今回も犬を連れていきます。犬もお出かけしたくてうずうずしていたようで、僕らが外出する準備をしていたら毎日のようにそわそわしていたから、久しぶりのお出かけはきっと楽しみでしょう。
まずは横浜の自宅から首都高に乗り、東北道方面に向かいます。雲はあったけれども天気のいい日で、スカイツリーを見たりして、この時点でかなり楽しいドライブです。
高速道路を走るCX-60はやっぱりすこぶる安定していて、全幅の信頼を寄せることができます。スピードを上げるほど安定するから、東北道の120km/h区間も難なく駆け抜けられる。
大きな渋滞もなく東北道を抜け、日光に向けて順調に走り続けました。今回もいきなり奥日光に入るのではなく、途中で霧降高原・大笹牧場に寄っていきましょう。目的はもちろんソフトクリームとソーセージです。
日光道を日光ICで降り、東武日光駅の前を通って霧降高原方面に向かいます。ここから結構な山道なのですが、うちの犬は途中で車酔いしてしまったようで、ピーピー鳴いて教えてくれました。天才すぎない?
途中で車を止めて10分くらい休憩し、残り30分くらいの道のりを進みました。途中では路面が凍結している箇所もあったりして、序盤からスタッドレスタイヤの出番がありました。履き替えて本当によかった。
まずは大笹牧場へ
最初の目的地、大笹牧場に到着しました。夏は多くの人で賑わっているけれど、さすがに冬は閑散としていますね。
このときすでに13時を回ってしまっていました。この時期の日の入りは16時半くらいだから、残された時間はざっと3時間半くらいしかありません。戦場ヶ原や中禅寺湖にも行きたいから、さくさくと見て回る必要がありそうです。
とはいえ、せっかく大笹牧場に来たから、のんびりとソフトクリームを食べました。夏は外のカウンターで売っているけれど冬は店内販売だけとなっています。犬は入れないから、僕と犬はテラス席で待って妻に買ってきてもらいました。
気温は0℃くらいだったのですが、黒いコートを着ていたから日差しを集めて背中がポカポカしてきます。これならソフトクリームを食べても全然寒くない!
あとは、持ち帰り用にソーセージを買ってみました。いくつかタイプがあって初めて買ったものだったのですが、家に帰って食べてみるとめちゃめちゃおいしかった。市販のシャウエッセンなどとは違う方向性で、手作りを極めたような味がします。次回も買おう。
いろは坂を上って奥日光に向かう
霧降高原から一旦日光エリアに戻ってきて、いろは坂を上って奥日光に向かいます。山道をくねくねと1時間くらいのドライブです。犬は酔わずにベッドの上でぐっすり寝ていました。
途中の展望台で景色を見ながら、明智平までやってきました。ロープウェイの最終便が出発する直前だったので乗るかどうか迷ったのですが、調べてみるとこの時期は犬NGのようで断念。時間的にも厳しかったから、また今度乗りたいですね。
三本松園地・戦場ヶ原
さて、三本松園地・戦場ヶ原までやってきたときはすでに15:15くらいで、日没まで1時間ほどしかありませんでした。日が傾きはじめているからさっと景色を見て(写真を撮って)車に戻りましょうか。
ここまで来るのはかなり久しぶりかもしれません。前回CX-5で訪れたときは急に雪が降ってきて急いで退散したような気がします。
今回も寒すぎて外にずっといるのはそもそも不可能。溶けた雪がまた固まって氷になっている部分があったりして、歩くのもかなり気を使います。湿地帯にある木製の遊歩道の上は雪が積もっていなかったからお散歩してもよかったのですが、いよいよ手が悴んできて今回もやむなく退散…
でも戦場ヶ原展望台に続く道の上には雪が積もっていたから、ここを歩けたのはよかった。犬も雪の上を歩くのは2回目ですが、1回目は春に行ったスキー場の残雪の上だったから、ふわふわした雪の上を歩けて楽しかったと申しております。たぶん。
中禅寺湖で夕暮れを見たい
さて、中禅寺湖の畔にある歌ヶ浜駐車場にやってきました。いつもここで日が暮れていくのを見るのが恒例になっているけれど、今日も見れるといいな。この日の夜から雪の予報で、空にはだいぶ雲がかかってきました。
湖上の風が遮られることなく体に当たるから、冬の中禅寺湖はいつ来てもとてつもなく寒い。夏だとベンチに座って日が暮れていくのをのんびり見ていられるのですが、冬にそれをやるのはかなり無謀です。
だから外に出て写真を撮っては車に戻って——を繰り返していました。外に出るときもダウンジャケットを着て手袋をしないと、ちょっと耐えられないね。
だんだん日の入り時刻に近づくにつれ、悲しいことに雲が厚くなってきました。でも極寒の中禅寺湖を写真で表現するには、晴れ渡った空よりも厚い雲の方がいいかもしれないな。そんなことを思いながら車で待機していました。
しばらくすると、目の前に広がる山の上が薄い橙色に照らされているではありませんか。急いで車を降りて撮影します。クラシックネガの色味と相まって、意外と悪くない写真が撮れました。
犬も分かっているのか分かってないのか、でもこの景色を目に焼き付けてくれているように思えました。こうやって自然を眺めながらゆっくりと過ごす時間はかけがえのないものだなあ。
そろそろ帰ろう
日没時刻を過ぎ、あたりがだんだんと暗闇に包まれてきました。この日帰りロードトリップもそろそろ終わりですね。これからまた3時間くらいかけて横浜に戻らないといけないから、そろそろ帰ることにしましょう。
次に奥日光を訪れるのはいつになるでしょうか。リッツカールトンにも泊まりたいし、避暑地の名にふさわしく夏の時期に訪れることができたらいいな。
さて、往復500kmのロードトリップとなったわけですが、CX-60で走るのは本当に楽です。この日は時間にして8時間くらい運転していたけれど、帰ってきてもなぜか疲れが少ないんですよね。疲れないと言ったら嘘になるけれど、明らかに疲れは少ない。
その理由は何だろうか?
高速道路を安定して走行できるから。トルクフルなパワートレインのおかげで加減速にストレスがないから。比較的優秀なMRCC(マツダレーダークルーズコントロール)を搭載しているから。シートがよくてドライビングポジションが素晴らしいから。
たぶんいくつかの理由が相まって、最終的に「疲れが少ない」という結果に結びついているのではないかな。CX-60については重箱の隅をつつくような欠点が指摘されて評判があまりよくないけれど、全体を見るとすごくいい車だと思います。
まもなく納車から1年。これからもいろんな場所に連れて行ってもらうつもりです。
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