この値段で買えちゃうの…!
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2022年最新のポータブルスキャナー
「スキャナー」と呼ばれるガジェットには、大きく3種類があります。
ひとつは、昔ながらのコピー機のように、ガラスの上に書類を置いて下側から読み取るもの。もうひとつは、プリンターのように何枚もの書類を送りながら高速でスキャンするもの。さらにもうひとつは、机の上に書類を広げて上からカメラで撮影する、いわゆる「ドキュメントスキャナー」と呼ばれるもの。
今回焦点を当てるのは、3つ目の「ドキュメントスキャナー」です。このタイプのスキャナーの特徴は、非破壊(本を分解する必要が無い)で素早くスキャンすることが可能であることです。
「CZUR Lens Pro」を先行レビュー
ご紹介するのは、あらゆる書類のペーパーレス化を実現してきた「CZUR」の最新ドキュメントスキャナー。 プロ向けの機能を取り払ったことで、CZUR史上、最も小型軽量で低価格を実現したエントリーモデルとなっています。だからこそ持ち運びやすいんです。
エントリーモデルであることを踏まえても、その機能は多岐に渡ります。全ての機能を詳細に紹介するのは難しいので、僕がいいなと思った部分に焦点を当てて、しっかりとご紹介します。
なお、CZUR Lens Proは本日からMakuakeでのクラウドファンディングがスタートしました。国内発売前に製品をご提供いただいたこと、この場を借りてお礼申し上げます。
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メーカーより商品を無償で提供いただき、記事を執筆しています。記事の内容は全く指示を受けていないので、僕が使ってみた正直な感想を記載しています。
もくじ
開封しながら特徴をご紹介
こちらが外箱。開封しながら特徴とスペックをご紹介します。
同梱物は以下のとおりです。写真にはUSB-A to Cの変換アダプタが入っていますが、Makuake版では別売りオプション扱いとなりました。ご注意ください。
- スキャナー本体
- USBケーブル(USB-C to A)
- ドキュメン トマット
- スタートガイド
- インストールCD
USBケーブルの中が紫色になっていてかっこいい。
こうやって自立させて、カメラがある部分を90°回転させながら引き上げて使用します。動きは非常に滑らかで、高級感すら覚えます。
詳細なスペックは以下のとおりです。
製品名 | CZUR Lens Pro(シーザー・レンズ・プロ) |
画素数 | 1200万画素 |
解像度 | 3968 × 2976 |
DPI | 330 |
センサー | CMOS(ソニー製) |
スキャンスピード | 1回/秒 |
対応サイズ | A4まで |
出力フォーマット | JPG、Word、Excel、PDF、検索可能な PDF、TIFF |
動画出力フォーマット | MP4 |
カラービット数 | 24ビット |
OCR | 180 種以上の言語対応 |
対応OS | Windows XP/7/8/10/11(32/64 bit) macOS 10.11以降 |
製品サイズ | 78.5 × 105 × 352.5 mm(長さ×幅×高さ) |
製品重量 | 0.42kg |
USB-Cで接続
CZUR Lens Proを使う際にはMac/PCと接続する必要があり、無線接続には非対応です。電源供給などを考えると当然かな。接続には本体底面にあるUSB-Cポートを使います。
本体底面にはケーブルガイドがあるので、USB-Cポートに接続したケーブルを本体後ろや左右に出すことができます。
ドキュメントマットが付属
CZUR Lens Proには黒いドキュメントマットが付属しています。凹んでいる部分に本体の底面をセットするだけで位置合わせができ、とても簡単にセットアップすることができます。
また、ドキュメントマットの中には薄く枠が表示されています。これがCZUR Lens Proでスキャンできる最大サイズで、スキャンするときはこの枠内に収めなければなりません。サイズ的には横向きのA4ですね。
こうやって、ドキュメントマットの上に対象物を置いてスキャンするイメージです。
こだわり抜かれたプロダクトデザイン
ガジェットはその機能はもちろんのこと、使いたくなるような「かっこいいデザイン」であることも重要な要素だと思っています。CZUR Lens Proはディテールまでこだわり抜かれたプロダクトデザインが魅力的で、デスクに置いたときに様になるんです。
例えば、先端の斜めにカットされたラインと、電源ボタンの部分。折り畳むと見事に合わさるんですよ。美しいです。
そして折り畳むと、特徴的な丸い穴にカメラがすっぽりと収まります。この穴によってカメラは背面を写すことができるわけですが——
——なんと柱の部分を180°回転させ、穴から顔を出したカメラを前面に持ってくることができるんです。こうすることで、スキャナとして使わないときはWebカメラとして使えるというわけ。発想がすごい。
それから、スクエアな台座。柱が180°回転することをアピールするために円形に落ち着きそうな気がしますが、あえてのスクエア。全体を通して曲線を使わず、直線だけで構成されたプロダクトデザイン。美しすぎます。
ちなみに、この製品で曲線を使った部材は「カメラ」なんですよね。一番重要な部分に特別感を与える、素晴らしいプロダクトデザインだと感じます。
バックパックに入れて持ち歩ける
スペック表に書いたとおり、CZUR Lens Proの高さは35cmあまりで、重さはたったの400gほどなんです。それが意味するところは、余裕でバックパックに入って持ち歩けること。だからこそ「ポータブル」スキャナーなんです。
普段通勤に使っているAerのバックパックに入れてみました。全く無理することなく、普通に入りました。別に誇張しているわけではなくて、本当に日常的に持ち歩けるサイズなんです。台座が外れればもっといいけれども。
→ Aer Day Pack|デザインと機能のバランスが心地よいバックパック
デスクに設置してみた
早速、いつものデスクに設置してみました。
ドキュメントマットを含めると、設置には38×38cmくらいのスペースが必要です。人によってはこのスペースの確保が課題になるかもしれません。また、Mac/PCとは有線接続する必要があるので、スキャナーだけ離れた場所に設置するのも難しいです。
実際に使ってみよう
それでは、実際に使ってみましょう。使う際には、Webサイトまたは同梱されているCDから専用ソフトウェアをインストールする必要があります。
まずは、その場にあった適当な紙をスキャンしてみました。カメラの横にはLEDライトが内蔵されており、対象物を明るく照らしてスキャンすることができます。
ドキュメントマットの枠内であれば、適当な向きに置いても自動でエッジが認識され、オレンジ色の線が表示されます。少し分かりにくいですが、以下のような感じです。
このままスキャンボタン(右下のボタン)をクリックすれば、1秒でスキャンされます。よく考えたら写真を撮るだけなので当然かもですが、一瞬でスキャンできるのは気持ちいいです。
ちなみに、ドキュメントマットがない状態だとうまくエッジが認識されませんでした。スキャンした後に手動で切り取ることはできますが、ちょっと面倒なので、マットを使うことをおすすめします。
ただ、荷物を減らすためにマットなしで持ち出し、外出先でマットがない状態で使うのはありだと思いました。
初期設定のままだと、横向きに置いてしまったら横向きのままスキャンされてしまいます。設定画面から「文字方向で調整する」という項目にチェックを入れれば、自動で縦横を調整してくれるので、ご安心ください。願わくは、最初からチェックを入れておいてほしいですね。
もちろん、スキャンした後にワンクリックで回転させることもできます。縦向き書類を横向きでスキャンしてしまっても全く問題ありません。ここでは右に90°回転させました。
スキャンしたデータはユーザーフォルダ内に自動で保存されますが、設定から任意の場所に変更できます。出力形式はJPEGです。
PDFやWordにも変換できる
スキャンしたままだとJPEG画像ですが、それをもとにPDFやWord文書にも変換することができます。専用ソフトウェアの中にはOCRが組み込まれているので、検索可能なテキストデータを含むPDFやWord文書になります。
ただ、このようなグラフィカルな文書をWordに変換するのは苦手なようで、レイアウトが崩れてしまいました。テキスト自体は一定の精度で認識されていますが。
紙媒体に描画しながら録画できる
スキャンだけでなく「ビジュアルプレゼン」という機能が搭載されています。カメラで写したものをそのまま映像として記録したり、Webカメラ機能を使ってZoomなどのWeb会議に流すことができます。
また、録画しながら図形を描画することもできるので、紙媒体にデジタルで図形を書きながら動画で保存するという、アクロバティックなことができます。
手めくり自動スキャン
もうひとつユニークな機能として「手めくり自動スキャン」というものがあります。
本などを非破壊スキャンする場合、どうしても1ページずつ手作業でめくりながらスキャンしなければなりません。そのときに、「ページをめくってスキャンボタンをクリックする」作業を何回も繰り返すのは面倒です。
一方、この「手めくり自動スキャン」を使うと、ページをめくって静置すると自動でスキャンしてくれます。いちいちスキャンボタンをクリックする必要がなく、1ページずつめくっていくだけで、勝手にスキャンしていってくれます。
テンポよく作業を進めることができるので、結構楽しいですね。ただ、仕組み上どうしようもないことですが、ページを押さえている指が写り込んでしまうのが難点です。スキャンの精度は申し分ありません。
ちなみに、CZURの他モデルには、映りこんだ指を自動で削除する機能が搭載されているモデルもあります。本のスキャンを目的にするのなら、そちらを検討した方がよさそうです。
枠からはみ出すとスキャンできない
ただ、当然ですが、枠からはみ出すとスキャンできません。文書の場合はA4まで対応していれば十分だと思いますが、本をスキャンする場合はちょっと問題になります。
上述の「手めくり自動スキャン」機能を使う場合、本を広げたときのサイズがA4に収まっている必要があるからです。つまり、本そのもののサイズはA5以下でないといけません。
本の非破壊スキャンができることが売りのドキュメントスキャナであるがゆえ、スキャン範囲の狭さは弱点です。エントリーモデルだから少しの弱点は目を瞑るとしても、これは指摘しておく必要があると思いました。
こちらも、CZURの他モデルならA3サイズまで対応しているものがあります。A4より大きなものをスキャンしたいときは、そちらを検討した方がいいですね。
この値段で買えちゃうのか
さて、気になる販売価格。一般販売予定価格は19,800円ですが、Makuakeのクラウドファンディングで購入すると最大35%オフになります。
- 超超早割:12,800円(35%オフ)※数量限定
- 超早割:13,480円(32%オフ)※数量限定
- 早割:13,980円(29%オフ)※数量限定
- Makuake割:14,980円(24%オフ)
また、2個、3個、5個、10個の大量購入プランもあります。価格は以下のとおりです。
- 2個セット・早割:26,800円(32%オフ)※数量限定
- 2個セット・Makuake割:28,480円(28%オフ)
- 3個セット・早割:39,800円(33%オフ)※数量限定
- 5個セット・早割:63,800円(36%オフ)※数量限定
- 10個セット・早割:118,000円(40%オフ)※数量限定
そして、冒頭に少しだけ登場したUSB-A to C変換コネクタは、一般販売予定価格1,000円のところ、500円での販売となりました。付属ケーブルのPC側はUSB-Aになっているので、USB-Cポートしかない機器をお使いの方はご注意を。
本日よりクラウドファンディング開始
一昔前にドキュメントスキャナを買おうとしたら、5〜6万円を出して最上級モデルを買うくらいしか選択肢がありませんでした。それが今ならエントリーモデルが12,800円から買えちゃうなんて、とってもいい時代になったものです。
ぜひMakuakeのクラウドファンディングページを覗いてみてください。手を出しやすい価格のドキュメントスキャナをお探しの方も、そろそろペーパーレス化やってみようかなと思っている方も、もちろんガジェットマニアの方も…!