突然こんなことになるとは。
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CX-60が入院になりました
CX-60にトラブルが発生し、先ほどディーラーに預けてきました。
発生したのは今週月曜日の夕方だったのですが、火曜・水曜とディーラーがお休みで、今日の朝になって電話してみたところ、即日対応してくれました。頼もしい。
その場で検証して直すのは難しいので、一旦預けて時間をかけてしっかりと直してもらう方針です。内外装も走りも気に入っている車なので、今のところ手放すようなことは考えていなくて、乗り続けるためにちゃんと直してほしい。
でも、CX-60は不具合が多くてそろそろうんざりしてきましたね。
度重なるリコールやサービスキャンペーンに出してきたのですが、それでも直っていない不具合があったとは。今回のはもしかするとまだメーカーが認識していない内容だったのかもしれないけれども。
事の発端は高速道路上でのエンスト
さて、事の発端は、1泊2日で行ってきた軽井沢旅行の帰りでした。
月曜の夕方、東名高速上りの大和トンネル手前を走行中のできごとです。軽井沢から上信越道 → 関越道 → 圏央道 → 東名と走ってきて、2日間で400km程度走行した状態。
3車線あるうちの追越車線(一番右)を走行していました。大和トンネル恒例の渋滞中だったのですが、ちょうど流れるタイミングがあって50 km/hくらいは出ていたと思います。
すると、突然の警告音とともにメーターに警告灯がつきました。
- バッテリー警告灯が点灯
- ブレーキ警告灯が点灯
- i-stopがオレンジ色に
- エンジン回転数がゼロに(ハイブリッドモデルなのでこれ自体は珍しいことではありません)
そして、はっきりとは覚えていませんが、おそらく自動でNレンジに入りました。
特に警告メッセージなどは出ていなかったので、最初は軽い異常だと思ったのですが、速度維持のためにアクセルを踏むと反応がなかったのです。
え、やばいぞ。
この時点で事態の重大さを認識し、速やかなアクションが必要と判断しました。加速できないので、惰性走行のまま急いで2車線跨いで第一走行車線(一番左)に寄りました。
気づいてから10秒程度でここまで対応できた自分を褒めてやりたい。もう心臓バクバクで、「止まってしまう前に路肩の寄せないと」の一心でした。
しかし、工事のため白線の左側に仮のガードレールが整備されており、すぐに路肩に寄れない状況。ずっと先までガードレールが続いているように見えて、もう絶望しかなかった。このときの気持ちを思い出したら今でも震えます。
進めるところまで進むしかないので、30 km/h程度で後続車に若干迷惑をかけつつも、ハザードを出して残された惰性で走行しました。
そして、なんとかガードレールが終わる場所まで辿り着き、必死の思いで路肩に寄せて停止しました。車線内で停止するという最悪の事態は回避できました。よかった!!
とはいえ、高速道路の路肩はとても危険な場所で、いつ追突されてもおかしくない。このまま路肩でいろいろ調べるのもリスキーなので、できることなら速やかにエンジンを再始動してここから離れたい。
ディーラーに報告する必要があるから上に掲載したメーターの写真だけ撮って、一度シャットダウンしました。このあとエンジンかからなかったら終わりだぞ……と思いながら。
そして、藁にもすがる思いで始動してみると無事かかったんです。点灯していた警告灯も消えているし、燃料も十分入っていて、水温計も正常。
ディーラーの営業時間も終わっているし、必要以上にスピードを出さないことにして、自己判断でまた走り始めました。こうしてなんとか家まで辿り着いたというわけです。
さすがに怖すぎる…
今考えてみてもとても怖くて、こんな思いは二度としたくないですね。高速道路上での不意なエンストは命に関わる事態で、追突されたら死亡事故となることも珍しくありません。
今回はたまたま「惰性走行できる若干の下り坂で」「ある程度スピードが出ていて」「加速せずに車線変更できるスペースが空いていた」という条件が奇跡的に重なっていたため、2車線も跨いで路肩に寄せることができました。
仮にどれか一つでも満たしていない状態で発生した場合、追越車線上に停車する可能性も十分にありました。であるからこそ、メーカーやディーラーには事態を重く受け止めていただきたい。
車には自分だけでなく家族の命もかかっているから、今の状態で安心して乗ることはできません。
さっきもディーラーまで自走していったので、走行自体は可能と思います。でも、またいつ再発するか分からない状況で高速道路に乗ることはできません。遠出するために車を所有しているのに、高速道路に乗ることができなければ、持っている意味はゼロに等しいです。
約2年半所有し40,000 km程度走行したCX-5ではこのようなことは一度もなかったし、なんなら11年で11万kmも走ったキューブでも一度もなかった。
それなのに、なぜ1年半で14,000 km程度しか走っていないCX-60(乗り出し価格600万円もしたのに)でこのような問題が発生するのか。もしかすると僕の個体だけなのかもしれませんが、不具合の多さを考えるとCX-60という車全体の品質問題と思えてなりません。
しばらく対応を見守ります
本来であれば、このような事態が一度でも起こることが問題だと思っているので、すぐにでも他の車に乗り換えたいくらいです。
しかし、ディーラーとのこれまでの付き合いがあること、CX-60の内外装や走りは気に入っていることから、原因をしっかりと究明していただいた先に解決策があるのであれば、乗り続ける選択肢も取り得ると考えています。
そのため、原因究明と根本的な対策をお願いしてきました。対症療法的というか「たぶんこれで直ると思うのでしばらく様子を見ましょう」みたいな対策は一切求めていなくて、確実に原因を突き止めて二度と起こらないようにしてから戻してくださいと。
このように釘を刺してきたので、CX-60はしばらく入院させて対応を見守りたいと思っています。また続報があれば報告します。
結局1日で帰ってきました
▶ CX-60が1日で退院しました