なぜこのような構造になっているのか。
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ドラム式洗濯乾燥機の隙間から大量に埃が出てきた件
Panasonicのドラム式洗濯乾燥機「Cuble」を使い始めて2年。これまで少しずつメンテナンスしながら順調に動いてきたわけですが、最近になって水の出が悪くなってきていました。
Cubleはドラム手前の境目から、薄い膜の噴水ような水が何か所も出てきます。その水があまり出てこなくなり、少し詰まったような音がしていたので、おかしいと思っていたんです。しかし、そもそも不調なのか疑っていいのか分からず、放置していました。
そのような状況とは別にして。
通常の洗濯で使うときは乾燥までかけるので、ドラムにこびりついた埃はカピカピになります。あるとき、これまで掃除したことのない場所にカピカピの埃がこびりついているのを目にして、気になっていました。
そのため、メンテナンスの一環で槽洗浄を行ってみて、水で柔らかくした埃の除去を試みたところ、これまで掃除したことのない空間から大量の埃が出てきました。その掃除の過程で、水が出なかったのはこの埃のせいだとということが判明したのです。
「これまで掃除したことのない空間」といっても、そもそも空間があることすら分からない場所です。明らかに埃を巻き込みやすい形になっていて、設計ミスのような気もしています。
大量の埃を見よ
いきなりですが、大量に出てきた埃の写真をどうぞ。この埃が狭い隙間から出てきました。(苦手な人は写真を3つスクロールして、下へ)
埃を巻き込みやすい構造
ドラム手前の右上にある穴。ここから洗剤を含んだ水が大量に出てきます。この穴を設けるという構造上、埃を巻き込みやすい構造が出来上がってしまっており、知らぬ間に埃が大量に入っていたというわけ。(もしかして設計ミスなのでは?と思ってしまいます)
どうやって埃を出したか
上記の穴に巻き込まれた埃は、ドラム部分の境目をつたって下の方まで降りていきます。そうして蓄積した埃が水の出る部分を塞いでしまいました。この埃は、細長い棒に引っかけて出すしかありません。
といっても、乾燥までかけた状態だと埃も一緒にカピカピになって出てこないので、洗濯後の濡れたままの状態で作業します。僕は槽洗浄をやった直後に作業しました。
細長い丈夫な棒を隙間に突っ込み、下の方から這わせます。埃を引っかけると感触で分かるので、上の穴まで持ってきて取り出します。これを繰り返すだけ。
なお、最初の方は穴の周辺に多くの埃が蓄積しているので、まずはここから取り除くといいと思います。
なぜこのような構造に?
以前記事にした「排気経路にたまった埃」は構造上どうしようもないものだと思うので、一定の理解はできます。しかしながら、今回記事にした場所の埃は、入り込まないような構造にすることはできなかったのでしょうか。もっと改善の余地があると思います。
普段のQOLを上げてくれるモノなので、メンテナンスに手間がかかることは受け入れます。とはいえ、意味の分からない構造のせいで、余計な手間がかかったり不具合の原因となったりするのは違うと思うのです。それはメーカーが設計段階で想定しておくべきことであり、ユーザーに不利益を押しつけるべきではありません。
Cubleはまだまだ洗練が足りないモノだと感じた出来事でした。