調子の悪かったiMacの結末は、やっぱりHDDの故障で落ち着きそう。

以前から「使用中に突然電源が落ちる」とか「スリープから復帰しない」という不具合に見舞われていた27インチiMac(Late 2012)。

2017年11月にmacOS High Sierraへアップデートしてから、一時的に快調に動いていましたが、再び調子が悪くなってしまいました。

しかも今回のは「動作が激重になる」とか「起動しなくなる」とか、以前より重症度が増しています。

続編です

この記事は、以前の記事の続編です。追記するか迷いましたが、時間も経っているし長くなったので、別の記事にしました。

調子の悪かったiMacをHigh Sierraにアップデートしたら謎の復活を遂げました。 – starnote*
長い戦いでした。 僕のデスクに鎮座しているiMac (27-inch, Late 2012) が、ちょうど1年くらい前から「使用中に何の前触れもなく電源が落ちる」とか「スリープから復帰しない」とか、原因不明の不調に見舞われていました。 ブログでも何回か取り上げていて、もうこれだけでカテゴリー1つできるんじゃないかってくらい。 これでダメだったら手放そうと思ってmacOS High Sierraにアップデートしてから約2週間。今のところ何事もなかったかのように動いています。せっかくなので、この話題で記事を書くのが最後になることを祈りつつ、一連の経緯をまとめてみることにします。 2016年11月頃から不調になる 最初に書いたのがこちらの記事。 OSをmacOS Sierraにアップデートした直後、2016年10月頃から不具合が発生し始めました。 スリープから復帰しないという事象が頻発するようになる。電源ボタンを押しても反応がないので、一旦電源ケーブルを抜いてSMCをリセットしてから起動していた。 最初のうちは、スリープ状態から復帰させようとしてキーボードを叩いてみても反応がなく、「あれ、おかしいな」と思って電源ボタンを押しても沈黙。仕方がないので一旦電源ケーブルを抜いて、しばらく放置して、また電源を入れる、ということをやっていました。 ちょっと調子が悪かったのかな、すぐ直るだろう、と思っていたのですが、症状が1か月くらい続いてさすがにおかしいと思い始めてました。だからといってどの部分に不具合があるのか分からなかったので、とりあえずディスクユーティリティからチェック(First Aid)してみることに。 そのチェックが悪さをしたのかは分からないけれど、今度は電源ケーブルをしばらく抜いた後でも沈黙を貫くiMac。自分の限界を感じたのでAppleサポートに連絡して指示を仰ぐも、一旦引き取って見てみないと何とも言えないという返答でした。そりゃそうだよね。。。 結局その場では修理に出さずに、しばらく様子を見ることにしたのでした。 考え得る対応をいろいろやってみたけど、効果なし

このときは一時的に回復していたので、比較的ポジティブなタイトルとなっています。


2018年4月くらいから電源断が再発

前回の記事を出した2017年11月以降、症状は一度も発生することなく、順調に稼働していました。

しかし、2018年4月頃になると再び「使用中に突然電源が落ちる」という症状が発生するようになります。以前ほど頻度が高くなかったので記事にはしませんでしたが、発生するたびにプラグを抜いてSMCをリセットする日々。

さらに、予防のために(なるかどうかはわからないけど)、外出中などで使わない時間帯は電源を落としてコンセントを抜いておきました。こうすることで、症状に遭遇するのはそこまで多くはありませんでした。


操作するたびにレインボーカーソル

しかし、2018年5月下旬頃から、操作するたびにレインボーカーソルが回ってプチフリーズするという始末。

変換のためにスペースキーを押したとき、Dockからアプリを起動しようとしたとき、電源を落とそうとAppleマークをクリックしたとき、あらゆる動作に時間がかかるようになりました。

最初は、バックグラウンドで動いているアプリの暴走を疑っていました。こちらの記事を参考に、ログを確認してみることに。

【OSX Yosemite】動作が重くなり頻発するフリーズ!原因はDropboxのgarcon.appexだった!
つい先日Mac (iMac 2012モデル OSX Yosemite 10.10) の動作が急に不安定になりました。 症状としては ちょっとした操作で、すぐに虹色のぐるぐる。 アプリが応答停止する。 CPUやメモリの使用率は特に異常なし。 文字入力でさえも固まる。 と、「激重」尽くしでした。 今まで至って普通にサクサク動いており、且つ特別新しいアプリ等をインストールしていなかったので、訳もわからず半パニック状態に。 色々と試行錯誤した結…

セーフモードで起動して、「コンソール」アプリからクラッシュのログを確認してみると、「cloudphotosd.app」が頻繁にエラーを吐いていました。

このアプリ、日本語では「写真エージェント.app」となっています。つまりiCloudフォトライブラリの管理をするアプリですね。

 iCloudフォトライブラリを中心に据えた写真管理 〜iPhoneとMacとミラーレスと〜

iCloudフォトライブラリをオフにするには「設定 → iCloud」と開き、「写真」のチェックを外せばいいので、早速やりました。ついでに、ピクチャフォルダにある「写真ライブラリ」というファイルも消してみます。

そして、通常モードで再起動してみると、快適だったiMacが戻ってきました。やったね。

「写真ライブラリを消す」という技は、すべてiCloudフォトライブラリで管理しているから繰り出せるものです。ローカルで管理している方は絶対にやらないようにしてください。写真が全部消えます。


喜びも束の間

一度は快適になったiMacですが、再起動するとまた激重に。ちょっと埒があかない感じになっちゃいましたね…。

何回か再起動を繰り返すうちに、ついにセーフモードでも起動しなくなってしまいました。


悪さをしているのは誰?

ここで問題を切り分ける必要があります。

  • ソフトの問題:macOSがおかしくなって暴走している
  • ハードの問題:HDDやロジックボードの寿命など

まずはソフト(macOS)の問題なのか検証するために、OSのクリーンインストールを行ってみました。これで改善すれば、macOSがおかしくなっていたということですね。

しかし、激重なのは変わらず。ソフト(macOS)の問題ではないということがはっきりしました。

それと同時に「ハードの問題」である可能性が濃厚に。


ハードを検証してみよう

ハードの問題である可能性は高くなりましたが、「どの部分」が問題を起こしているのかということは不明瞭です。

とはいえ、動作が重くなるという症状を考慮すると、HDD(僕のiMacの場合はFusion Drive)まわりがいちばん怪しい。なので、まずはディスクユーティリティから「First Aid」を実行することに。

USBメモリに入れたOSインストーラー(新バージョンに上がるたびにいつも作っています)から起動して、ディスクユーティリティを開く。「Macintosh HD」でFirst Aidをやってみます。

結果は、「問題なし」

…ほんとに?

動作が極端に重いという症状がある以上、この結果はまったく信用できません。なので念のために、Apple Hardware Test(AHT)もやってみることにしました。

MacでApple Hardware Testを使う方法 – Appleサポート

※ 2013年6月以降に発売されたMacでは、AHTではなく「Apple Diagnostics」を使います。ご注意ください。

結果は、、

「4HDD/11/40000000: SATA(0,0)」というエラー。どうやら内蔵ドライブが死んでいるようです。

しかし、僕のiMacはFusion Driveを搭載していて、内蔵ドライブとしてHDDとSSDの両方が組み込まれています。この情報だけではどちらが故障しているのか判断がつきません。

とはいえ、

  • Fusion Driveはよく使うデータをSSD側に保存するため、OSの主要データの多くはこちら側に入っていると推測できること
  • OSのクリーンインストール後にも(激重ではありますが)一応起動すること

を考慮すると、「SSDは生きていて、HDDだけが死んでいる」という仮説が成立します。SSDが故障していたら起動すらしないはずです。


1年半ほど試行錯誤して原因を考えてきましたが、結局、いちばん最初に疑っていたHDDが原因だったようですね。

iMacの調子が悪いんだけど、どうやらHDDが死にかけてるっぽいぞ。Appleに問い合わせてみたのでまとめておきます。

ずっと原因がはっきりしない感じだったのは、SSDは元気でHDDだけ死にかけているというような、中途半端な状況だったからでしょう。


復旧できるかな

僕はてっきり、Fusion DriveのHDDとSSDは物理的に一体化されているのだと思い込んでいました。が、こちらのブログを拝見すると、別々に搭載されていることがわかります。

http://y2web.net/blog/computer/apple/mac/upgrading-imac27-fusiondrive-4415/

ということは、SSDにはまったく手を加えず、HDDだけを交換することができそうです。問題は、両面テープで固定されているディスプレイを外すことができるかどうか。

しかし、これに関してはiFixitが詳しい記事と動画を公開してくれています。

iMac Intel 27″ EMC 2546 Hard Drive Replacement
Replace the hard drive in your Late 2012 27″ iMac.

「ガラスを割らないこと」と「感電しないこと」に気をつけながら慎重に作業を行えば、なんとか自分でもできそうな作業です。

ただ、自分で開けるとAppleのサポートを受けられなくなってしまうそうですが、5年使ったiMacの修理を依頼するということは、きっとないでしょう。

また別のところに不具合が生じたら、買い替えるか、もう一度自分で開けるか、という選択肢しかない気がします。


材料をそろえる

ここからは予定の話。

iMacのHDDだけを自分で交換するために必要なものは、

  1. ロータリーカッター
  2. 使わなくなったカード or ギターピック
  3. トルクスドライバー(T10とT8)
  4. 新しいHDD
  5. 両面テープ

といったところでしょうか。

このうち、最初の2つ「ロータリーカッター」と「カード or ピック」はあるので、「トルクスドライバー」「新しいHDD」「両面テープ」を買えばよさそう。

トルクスドライバーはT10とT8の2本が必要。それぞれ単品で買うよりも、このようなセットの方がお安くできそうです。

HDDは、僕のiMacには1TBのものが搭載されていますが、現在の相場だと4TBがコスパがよさそう。4K動画もRAW画像も、たくさん保存できるようになりますね。

両面テープは無難に3MのScotchかな。


まとめ

まだRetinaディスプレイが搭載される前のiMacですが、いまでも現役で使えるスペックなので、延命を試みています。特にLightroomでのRAW画像の管理には、なくてはならない存在です。

ここ1週間ほど13インチMacBook Proのみで作業していますが、画面が広いというのは非常に大きな魅力だったんだなぁと再認識しています。だから早くメインマシンとして返り咲いて欲しい、いまはそんな思いです。

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