強力な武器をゲットしたような、そんな感覚。
これからの「個人にフォーカスされがちな時代」を生きていくためには、博士の学位を持っているというのはとてもとても強い武器になると思います。
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本日2019年3月20日、「博士(薬学)」の学位が授与されました。午前中に授与式があり、ひとりひとり学長から直接学位記を授かりました。
大学に入学してから10年ですよ。研究室に配属されてからは7年半。いっしょに薬学部に入学した同級生よりも4年も長く学生をやってました。
同級生には薬剤師としてバリバリ働いてる人がたくさんいるし、新卒で入った会社から転職して次のステップに進んでいる人もいる。今振り返ると4年という時間はあっという間だったけれど、周りを見渡してみるとみんな着実に前に進んでいる。
少し生き遅れてしまってるかなーなんて思うこともありますが、自分は自分のペースで進むと決めたので、これからも変えるつもりはありません。
学位を授与されたというのは、決してゴールに辿り着いたということではありません。その学位をもって「これからどうしていくか」というのが重要なのであって、博士の学位はひとつの要素に過ぎないのです。
ずーっとひと続きの長い人生があって、生まれたときがスタート、死ぬときがゴール。「博士課程の修了がゴールで、4月から新たなスタート」ということは決してありません。
これまで生きてきた中で培ってきた経験値をすべて抱えて未来に向かって歩んでいく。博士の学位は、これからの人生を戦い抜いていくための武器のひとつに過ぎないのです。とても強力な武器だとは思いますが。
なので、博士課程を修了したといっても、何かを達成したという気持ちはありません。「達成感に浸る」というのは過去を振り返るだけの行為なので何も生まないのです。
これからも、授与された学位はひとつのツールとして捉え、前しか向かない人生を歩んでいきたいと思っています。