昨年11月頃からスリープから復帰しない、突然電源が落ちる、などの不具合に見舞われていたiMac (27-inch, Late 2012)。僕のメインマシンなのでなんとか調子を取り戻そうと奮闘してきました。それは過去2回の記事でお伝えしたとおり。(→ 1回目・2回目)
2回目の記事以降もなかなか症状が改善しなくて困っていたんだけど、原因が全く分からず暗礁に乗り上げていました。これまでハード的な不具合とばかり思っていたのですが、もしかしたらソフト的な不具合だったのかも…?
この記事には広告が含まれています。
もくじ
これまでの経緯
「電源が落ちる」という症状から、これまでハードウェアの不具合を疑ってきました。経緯を時系列順にまとめておきますね。
2016年10月 | macOS Sierraへアップデート |
---|---|
2016年11月 | ・たびたびスリープから復帰しない ・突然電源が落ちることがある |
2016年12月 | ・SMCをリセットしても電源が入らない事象が発生 ・FirstAidでMacintosh HDを診断 → 異常なし ・吸気口・排気口をエアダスターで掃除 → 効果なし ・NVRAMリセット → 効果なし ・Apple Hardware Test (AHT) → 問題は見つからず ・増設したメモリを取り外す → 変わらず ・macOS再インストール(起動ドライブを消去後、10.12.1のTime Machineバックアップから復元) → 一時的に沈静化 |
2017年1月 | ・macOSアップデート(10.12.1 → 10.12.2)→ また不調に → 埒があかないので騙し騙し使うことに |
2017年3月 | ・macOSアップデート(10.12.2 → 10.12.3)→ 症状は変わらず不調のまま |
僕のiMacは2013年2月に購入したもの。購入後丸4年が経過しており経年劣化という可能性もありますが、こうやってまとめてみると、タイミング的にSierraさん悪さをしていませんか…? これまでMountain LionからEl Capitanまで順調に動いてきたしね。
こうしてmacOS Sierra自体の不具合を疑い始めたのが今月はじめ頃。望みを託して、これまで躊躇していた10.12.2 → 10.12.3のアップデートをかけたものの、症状は変わらず。いっそのこと買い替えてしまおうかと思って書いたのが昨日のエントリー。
macOS Sierra 10.12.4アップデート
そんな中、本日2017年3月28日、macOS Sierra 10.12.4がリリースされました。
Appleによるリリースノートによると、今回のアップデートはこのような内容。日本語版は所々省略されているので原文で引用します。
- Adds Night Shift for automatically shifting the colors in your display to the warmer end of the spectrum after dark.
- Adds Siri support for cricket scores, schedules, and player rosters from the Indian Premier League and International Cricket Council.
- Adds Dictation support for Shanghainese.
- Improves right-to-left language support for the Touch Bar, toolbar, and visual tab picker in Safari.
- Resolves several PDF rendering and annotation issues in Preview.
- Improves the visibility of the subject line when using Conversation View in Mail.
- Fixes an issue that may prevent content from appearing in Mail messages.
- Adds support for more digital camera RAW formats.
あとは全体的に軽くなった気がします。Sierraに上げてから気になっていたMission Controlの引っかかりも無くなった。
それから大事なことがもう一つ。
ハードウェアにアップデートが入った?
リリースノートには記載がありませんが、一部のモデルに対してハードウェアのアップデートも入った模様。というのも、僕のiMacとMacBook Airではアップデートの流れが通常と違ったから。
通常のOSアップデートの流れ
通常のOSアップデートはこのような流れで行われます。
- 「ソフトウェア・アップデートをインストール中:約○○分」→ 再起動 → 「まもなくインストール完了:残り○○分」
MacBook (Retina, 12-inch, Early 2015) はこの流れでした(黒背景ですが)。特にハード的なアップデートが入るわけではなく、至って普通のOSアップデート。
一部のモデルで通常と違うアップデートがかかった
それに対して、iMacとMacBook Airでは、通常のOSアップデートの合間に何か別の作業が挟まれました。詳細は僕には全然分からないので詳しい人いたら教えてください…
- 「ソフトウェア・アップデートをインストール中:約○○分」→ 再起動 → 別の作業 → 再起動 → 「まもなくインストール完了:残り○○分」
- iMac (27-inch, Late 2012)
- MacBook Air (11-inch, Mid 2011)
以上のマシンはこのような流れでした。進捗バーが明らかに通常のOSアップデートとは異なるので、僕はかなり深い部分の(ハードウェア的な)アップデートだと予想しています。
というのも、なぜか「使用不可」になっていたMacBook AirのBluetoothが復活したんですよ。通常のOSアップデートで、このようなハード的な不具合が直ることって無い気がします。あ、もしかしてこの「使用不可」もSierraのせいだったのか…?考えすぎ?
いずれにせよ、10.12.1〜10.12.3のアップデートでは見られなかった挙動です。この不具合をAppleが把握していたとすれば、何かしらのアナウンスを行って欲しかったところではありますが…
これでしばらく様子を見ます
買い替えは中止! このまましばらく様子を見たいと思います。
アップデート後10時間ほど使っていますが、今のところ順調に動いています。この状態が1週間、1か月と続いてくれることを願いたい。そうするともう心配は無いかと思います。いずれにせよまた報告しますね。
憶測ばかりの記事で恐縮ですが、今回は以上です。
2017年3月31日 追記
3日間使いましたが、全く問題なく動いています。心配していた「スリープからの復帰」に関しても順調です。アップデート前は、完全にスリープに入った後に復帰しなかったのですが、それがなくなりました。また、「突然の電源断」も一度も発生していません。本当に順調そのもの。今までのは一体何だったんだ。
2017年4月23日 追記
うん。やっぱりダメです。10日間くらいは安定して動いていましたが、再発しました。捨てるまではないけれど、あまりヘビーな使い方はできなそうなので、新しいMacを買いました。
買ったのはMacBook Pro 13″ (Late 2016, Four Thunderbolt 3 Ports)。1日使ったファーストインプレッションを書いたので、もしよかったら読んでみてくださいね。
→ 12インチMacBookから13インチMacBook Proに買い替えたファーストインプレッション。タッチバーモデルの特盛仕様(SSD以外)で購入しました!
さらに追記(2018年5月30日)
HDDの不調っぽいです。