さらに見やすく、親切に。
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Appleマップ、意外と使えます
2012年にリリースされたiOS 6から提供されている「Appleマップ」。当初は情報が正確でないことが多かったことから、その当時からiPhoneを使っている人にとっては「Appleマップ=使えない」というイメージが刷り込まれているかもしれません。
しかし、9年の月日を経て改良が重ねられ、iOS 15となった現在では十分に実用に耐えるものとなっています。特に、CarPlayと組み合わせたときには以下のような特徴があり、使いやすいものとなっています。
- 運転中でも状況把握しやすい地図デザイン
- 表示内容の親切さ(特に、高速道路走行時の渋滞情報)
- 到着予想時刻の正確さ
ちなみに、CarPlayについては以前にも記事にしているので、もしよければこちらもどうぞ。
→ Apple CarPlayをドライブの相棒にするということ
運転中でも状況把握しやすい地図デザイン
iOS 15からは地図デザインが立体的になり、運転中でも一目で状況把握しやすいものになりました。ナビゲーションのON/OFFに関係なく、見やすくなっています。
ナビゲーションOFF
行き先を設定せず現在地周辺の地図を表示しているときでも、主要な道路が濃く表示されるようになりました。例えば以下のような感じで、長野県道133号(軽井沢本通り)や、旧中山道(右下に向かって伸びている道)などは濃く表示されています。
なんとなく方向感覚のある土地で、ナビゲーションOFFのまま移動しているようなときでも、「あれ?どっちだっけ?」と思うことがあります。地図デザインが状況把握しやすいものであれば、一目見て判断できるので助かります。
ナビゲーションON
また、目的地を設定して案内してもらっているときの表示も見やすくなりました。地図の縮尺や角度がダイナミックに変更されながら表示されるのは以前と同様ですが、建物がくっきりと3D表示されるようになり、見やすくなりました。
ちなみに、下のスクリーンショットが以前の3D表示です。運転中に一目で直感的に状況把握できるのはiOS 15の方だと感じます。
表示内容の親切さ(特に、高速道路走行時の渋滞情報)
土曜日の朝から軽井沢に向かっていると、関越自動車道・川越付近で渋滞に巻き込まれました。このときの地図の表示がこんな感じ。
結果的に高坂サービスエリアの手前まで渋滞していたのですが、よく見ると「SA」の手前までオレンジ色で表示されていますね。つまり、地図をズームアウトして渋滞の全体像を表示してくれているわけです。
そのうえ、この渋滞によってロスする時間まで表示されています。このときは26分のロスが発生することになっており、右下の到着予想時刻にはその時間が加算されています。
到着予想時刻の正確さ
以前からAppleマップでは到着予想時刻が正確だったので、iOS 15からの新機能というわけではないです。ただ、きちんとデータを取っていない経験則ではあるものの、GoogleマップやYahoo!カーナビと比較しても正確だと思われます。
そのため、僕は「道順が分かっていても、リアルタイムな道理状況を加味した到着予想時刻を知りたいがために目的地設定する」という使い方をしています。
道のりが長くなればなるほど、Appleマップの到着予想時刻の正確さは特筆すべきです。例えば、夜中に東京を出て九州まで車で行くようなときであっても、当初の到着予想時刻(東京の時点で表示されていたもの)と大差ない時間に到着します。
たまに表示が変になることも
iOS 15のバグなのかもしれませんが、たまに表示が変になることもあります。
どこを走行中に再現性があるか検証しているわけではないですが、道路が入り組んでいるような場所で発生するようです。少なくとも、新宿の国道20号の走行中には何度も発生しているし、渋谷でも発生することもTwitterで伺いました。
知らない道で発生したら焦るので、早めに修正してもらいたいですね。
CarPlay × Appleマップで、運転を快適に
さて、この記事では、iOS 15におけるアップデートを中心に、CarPlayでAppleマップを使うことの快適さについて述べてきました。
もちろん、その他にも「地図の更新頻度が高い」「音楽アプリが使いやすい」「Apple Watchとの連携」とか、CarPlayにはビルトインのカーナビに対する優位性があります。お使いのカーナビや車がCarPlayに対応している必要はありますが、もし対応しているのなら使わない手はありません。
最近の車だと、トヨタの「ディスプレイオーディオ」、マツダの「マツダコネクト」をはじめとして、CarPlayに対応している車も多いです。一度体験したら、きっと普通のカーナビには戻れなくなりますよ。