妥協しないミニマム。ULYSSESのキーホルダー「OTTO」レビュー。

見せびらかさないモノだからこそ、こだわりたい。

たとえばスマートフォン。今では誰もが持っていて当たり前のように使っています。観察力のある人だと、この人はiPhoneで、あの人はXperiaを使ってる、とか覚えていたり。「どのようなモノを選ぶか」という部分に、その人の個性を垣間見ることができます。

誰もが持っていて、毎日使っている。それなのに、人前に晒すことが少ないモノがあります。それがキーホルダー

見せびらかさないモノ

他人に見せびらかさないモノに、その人の個性の深い部分が投影される。僕はこのように考えています。

下着にこだわる。ジャケットの裏地にこだわる。飲み水にこだわる。調味料にこだわる。書き出すとキリがなくなってしまいますが、他人からは分からないモノにこだわるのって素敵です。

20世紀を代表する建築家ミース・ファン・デル・ローエは「Less is more.」という名言を残しました。最初から余計な手を加えない方が、それ以降の発展の余地が大きくなり、結果としてより多くのことを与えてくれる。僕はこのように訳したい。

現代のミニマリズムにも通じるココロを感じるこの表現。さらに考えを突き詰めてみると、「妥協しないミニマム」という言葉を思いつきました。

人に見せびらかさないのに、一切妥協しない。それでいて、できるだけミニマムでシンプルなモノ。そういうものに心が惹かれる僕にピッタリの「モノ」を見つけたので、ご紹介します。

真鍮製の黄色いキーホルダー

今日ご紹介するのは、僕がいつも使っているカメラストラップを作っているショップ「ULYSSES」の商品。

「OTTO」は7つの円から成り立っています。2つは大きくて、5つは小さなもの。そう、キーホルダーです。

本体には2つの円。リングをぶら下げるための円と、指をかけるための円。この2つの大きさは微妙に違っていて、前者が小さく、後者が大きい。ちょうど8の字のようになっています。

また、5つの円は鍵を取り付けるリングです。このリングが取り外せるように本体の一部が薄くなっていますが、余った場合も予備として残しておくのがオススメだそうです。

金属なのに柔らかさを感じる質感と色合い。OTTOを成している「真鍮(しんちゅう)」という金属は銅と亜鉛の合金で、「黄銅」と呼ばれることもあります。一番身近なものは五円玉、と言えばイメージが湧くでしょう。

柔らかさを感じるのは質感だけのせいではなく、実際に柔らかいから。ULYSSESによる商品紹介ページには、

真鍮リングの強度は必要十分ですが、柔らかい素材であるため、無理に広げると隙間が空きます。キーの取り付けの際には、広げ過ぎにご注意下さい。

とあります。

必要最低限の7つの円からなるキーホルダー。実際に僕が持ち歩いている鍵をつけてみましょう。

キーを3本装着

僕はいつも

  • 自宅の鍵
  • クルマの鍵(インテリジェントキー)
  • キャリーバッグの鍵

の3つを持ち歩いています。キャリーバッグの鍵は普段はなくても全く問題ないのですが、「鍵を忘れたことに旅行先で気づく」という事態を避けるために、ずっとつけています。

この3本を装着すると、こうなります。

「厚いインテリジェントキーで柔らかい真鍮が曲がってしまうかも」と思っていましたが、全然大丈夫でした。できるだけ曲げないように、慎重に装着したのが功を奏したのかもしれません。

また、曲がってしまったときのために、予備のリングが2つついています。さらに、リングは追加購入することも可能です。

どうしても心配なら、鉄製リングに変更することもできます。購入の際に検討してみてくださいね。

使ってみて思った3つのこと

4日間使ってみて、僕はこのような感想を抱きました。

  • 余計な装飾がなく、かさばらない
  • 指を引っかける円が便利
  • 経年変化を楽しめる(らしい)

当たり障りのない感想となってしまいましたが、つらつらと書いていきます。

余計な装飾がなく、かさばらない

僕は細身のパンツを履いていることが多いので、基本的にポケットには何も入れたくありません。それは、シルエットが崩れるというのもありますが、足に当たって鬱陶しいというのが理由の大部分を占めます。

しかし、このOTTOを使うと鍵がかさばらないので、ポケットに入れていても違和感がありません。こんなにコンパクトにできるのなら、もっと早く買えばよかったと思っています。

さらに、余計な装飾がないので、ジャラジャラと大きな音を立てることもない。金属の擦れる音は、他人にとっては耳障りなことこの上ないので、重要なポイントです(もちろん鍵どうしの擦れる音はしますよ)。

指を引っかける円が便利

以前、鍵を持ったまま考え事をしていた僕は、自宅マンションのエレベーターに乗り込むときに落としてしまったことがあります。その鍵は、悲惨なことに、エレベーターと床の境界部分にある隙間に吸い込まれてしまいました。

自分ではどうすることもできないので、管理人さんに相談したところ、業者を呼んで取ってもらいました。アホな自分がいろんな人に迷惑をかけた記憶として、強烈に残っています。

これはかなりのレアケースだと思いますが、指にかけるリングがあれば落とすことはないでしょう。誰かに迷惑をかけることもありません。

経年変化を楽しめる(らしい)

使っているうちに、つやが消えて擦れた感じになるそうです。革製品など、経年変化によって「自分が使ってきた歴史」を感じることができるモノに魅力を感じる僕にとって、大好物な響きです。

まとめ

持ち物をできるだけシンプルにしたい。僕はいつもこう思って、無駄をそぎ落としながらカバンやポケットの中に入れるモノを吟味してきました。

その中で、最後まで検討の対象に入らなかったものが「キーホルダー」だったんです。なぜかというと、これ以上体積を小さくすることができないという固定観念に縛られてしまっていたから。

そんな僕にブレイクスルーをもたらしてくれたのが、この「OTTO」でした。まだ4日目ですが、長く付き合えそうなキーホルダーに出会えたと思っています。

真鍮製 8の字型 キーホルダー オット
・真鍮製のシンプルなキーホルダー

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