行きたいと思った瞬間に旅に出る。
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「長野って行ったことないなぁ」
土曜の朝、ふとそんな考えが頭をよぎりました。美しい風景がたくさんあるのは知っていたけれど、九州人の感覚としては、長野県は〈どこかを経由しないと行けなくて、ちょっぴり辿り着くのが大変〉っていうイメージ。
でも、今は東京に住んでるんだよなと思いながら調べてみると、東京から長野は250kmほどで、諏訪だと200km程度。
そうなのか! 往復で400〜500km程度だから、全然車で日帰りできちゃう距離じゃないか! しかも11月中旬の今なら雪は積もってないし、夏タイヤのままで行けそうだ。
——と、こんな経緯で行ってきました。長野県。
ふと長野県を訪れてみたくなったので、霧ヶ峰にでも行ってきます。(今から)(完全に思いつき)
— Yusuke Miura, PhD / みけめろ (@info_starnote) November 16, 2019
ふと思い立って長野県へ
ちょっと思い立つのが遅かったので、家を出たのが午前10時くらい。往路は高速に乗らないと時間的に厳しい気がしたので、おとなしく通行料を上納します。
僕の家からだと東名川崎ICから乗るのがいちばん近いのですが、あいにく東名高速は工事中で車線が半分に絞られて大渋滞。ちょっと遠回りだけど時間は節約できると思い、中央道に向かいます。
東名の左ルートが工事通行止めで鬼渋滞してるので中央道から行く
— Yusuke Miura, PhD / みけめろ (@info_starnote) November 16, 2019
中央道もそれなりに混んでましたが、相模湖を越えたあたりからは快適に流れ出しました。東名経由で走ってたら圏央道の渋滞にも引っ掛かりそうだった。危なかった。
途中、談合坂SAに寄って休憩します。
談合坂まできた pic.twitter.com/loqQrHJrrY
— Yusuke Miura, PhD / みけめろ (@info_starnote) November 16, 2019
さらに進み、笹子トンネルを越えると目の前に冠雪した南アルプスが現れました。こんなに空いててこんなに気持ちのいい景色が広がっていたら、いつもなら迷うことなくぶっ飛ばしてますけども、今日は燃費重視でのんびりと。
しばらくすると右手には八ヶ岳が。今日は諏訪ICで降りるので、もうすぐ到着です。上納した高速代は府中スマートIC〜諏訪ICで3,050円でした。
立石公園へ
諏訪ICで降りて諏訪市を通過するのは失礼すぎるので、まずは諏訪湖を見ておきましょう。あんまりのんびりしている時間はなかったので、とりあえずここだけ。
諏訪湖! pic.twitter.com/vz0TP8h2DB
— Yusuke Miura, PhD / みけめろ (@info_starnote) November 16, 2019
訪れたのは「立石公園」という場所です。高台にある展望台から市内を一望することができます。
紅葉もきれいな公園です。お近くに訪れた際にはぜひ。
霧ヶ峰高原へ
立石公園から霧ヶ峰高原までは車で30分もかからないくらいの距離です。右へ左へ、気持ちのいいワインディングを進みます。
登ってきた瞬間、こんな風景が広がっていました。この日は快晴ではなく、ところどころ厚い雲が広がっているような天気でした。だからこそ光芒が!
標高1,700mの霧ヶ峰高原は、11月中旬の昼間でも気温が一桁。外に出たらめちゃめちゃ寒かった。冬の格好で来ればよかった。
霧ヶ峰富士見台という絶景ポイント
今回の目的地に設定していたのは「霧ヶ峰富士見台」という絶景ポイントです。「ビーナスライン」という道を通って行きます。
移動してみると確かに絶景が広がっていた…?(ちょっと雲が多いな)
付近一帯に黒い雲がかかっているので、流れていくのを少し待ちたい。そういえばお昼を食べていなかったので、ちょうど霧ヶ峰富士見台にあったお店で腹ごしらえしておきます。
15:30にオーダーストップで、15:20に駆け込むという。頂いたのは五平もち(450円)。大変美味しかったです。
食べている間に日が照ってきましたが、もう少し雲が通り過ぎるのを待ちたい。16時すぎという結構いい時間なので、あとで戻ってきて夕暮れを撮りましょう。
白樺湖へ
それまで少し時間があるので、白樺湖に向かいます。ビーナスラインを車で15分くらいです。
空気がきれいだからか、東京より澄んだ空が広がってる。ひんやりとしたその空気は、僕の体の中の淀んだものを浄化してくれたような気がしました。
霧ヶ峰富士見台へ、再び
ビーナスラインには富士見台の展望所のほかにも、車を止められる場所がいくつもあって。大抵ほかの車は止まっていないので、こんな風景を独り占めすることができます。
霧ヶ峰富士見台に戻ります。そうこうしているうちに辺りは夕暮れになってました。厚い雲は流れていかなかったけど、そのおかげでよりドラマチックな夕日を見ることができました。
だって、快晴の夕日は快晴の日なら同じものを見ることができるけど、雲の形は一瞬一瞬で変わっていきます。だから、この場所でこの夕暮れを見ることができるのは今しかありません。
たぶんもう少ししたらこの場所にも雪が積もって、スキー客で溢れるようになるのでしょう。今はこんなにのどかでひんやりとした空気が流れているけど、静かに過ごせるのは春まで持ち越しかな。次は新緑の季節に訪れてみよう。
日が暮れてしまった。暗くなるまであと少し、走ろうか。
暗くなるまでビーナスラインを進みます
さて、暗くなるまでビーナスラインを進みます。白樺湖とは反対側の、美ヶ原方面へ。
美ヶ原は星がきれいで有名らしく、星のタイムラプスを撮ろうとプッシュしています。暖かくなってからぜひ行きます。
美ヶ原高原までは辿り着かなかったけれど、だいぶ暗くなってきたので、このへんで終わりにしましょう。
家に帰ろう
時間は17時くらい。ナビによると、ここから下道で帰ったら5時間くらいで着くそうなので、帰りは高速は使わないことに。
長野県佐久市〜群馬県富岡市〜埼玉県熊谷市というようなコースで帰ってきました。途中で秩父とか富岡製糸場とか、気になる場所を目にしたので、今度行こうと思いました。
行かないのは勿体ない
今回長野県を訪れてみて思ったのは、どこにでも行ける道具を持ってるのだから、行かないのはすっごく勿体ないということ。こんなに心に響く風景が広がっているのに、そしてそんな風景が大好きなのに、人が撮った写真で満足するのは勿体ない。
写真はその人の脳内フィルターを介したものです。自分が同じ場所を訪れても、その景色に同じような印象を抱くとは限らない。だから、自分の目で見て、音を聞いて、空気を吸って、全身でその場所を体験しに訪れてみたい。
その気になって車に飛び乗れば、こんなにかんたんに行けてしまうのだから。