SHUREのイヤホンをワイヤレス化できるキット「RMCE-BT1」を購入。SE215 Special Editionをリケーブルして約1か月使ってみた感想など。

ついに純正品が出ましたよ!

イヤホンにこだわる方々の中では定番となっているSHURE社のSEシリーズ。僕もかれこれ4年前くらいからSE215 Special Editionを持っているのですが、最近はあまり使っていませんでした。

なぜかというと有線だから

iPhone 7からイヤホンジャックが廃止されて、ワイヤレスイヤホンを使わざるを得ない状況になってきて、専らAirPodsやBeatsXばかり使っていました。だってワイヤレスに慣れちゃうと有線には戻れませんもんね。便利すぎて。

そんな中、SHURE社より純正のBluetoothリケーブルキットが発売されたので飛びついてみましたよ、というお話。

リケーブルしてBluetooth化

今回SHUREからBluetooth対応イヤホンが一気に発売されました。

  • SE112 Wireless(一体型のためリケーブル不可)
  • SE215 Wireless
  • SE215 Special Edition Wireless

このうち、SE215・SE215SEをベースにしたモデルは、イヤホン部分は従来の製品と同じで、ケーブル部分がBluetoothに対応したものに変更されています。そのケーブル部分だけを単体で売っているものが、僕が購入した「RMCE-BT1」というわけ。

Shure シュア | RMCE-BT1 BLUETOOTH® アクセサリーケーブル

SE215より上のモデルでは、イヤホン本体とケーブルが「MMCX」という端子で接続されていて、簡単に分離することができます。有線イヤホンとして使うときも、ケーブルを付け替えること(リケーブルといいます)で、音質を向上させたりすることが可能でした。

つまり、このような「リケーブル」という技を使えば、有線イヤホンとして売られていたSE215を簡単にBluetooth化することができるわけです。

しかし、これまでSHURE純正のBluetoothキットは発売されていませんでした。もともとSHURE社が主にプロ向けの製品を扱っているメーカーであるため、プロ向けでは使われない技術であるBluetoothに積極的ではなかった、ということらしい。

確かにこれまでもMMCX対応の(SHURE純正ではない)Bluetooth化キットも売られていましたが、音質やバッテリーの持ちなどには不安が残りました。だから純正品が出るというのは大大大歓迎。

SHURE RMCE-BT1

ここからが本題。

新しもの好きとしては、いっそのことイヤホンがセットになっている「SE215 Wireless」を買ってやろうかとも思いました。クリアなイヤホンってかっこいいし。

でもせっかく「SE215 Special Edition(有線バージョン)」を持っているので、これを活かさないのももったいない気がして、Bluetooth化キットだけ購入することに。よく踏みとどまったと自分を褒めてやりたいです。

で、それがこちらの「RMCE-BT1」。パッケージは意外と小さめでした。

内容物は必要最小限。左から、充電用のmicroUSBケーブル、本体、説明書一式。

リケーブルしてみよう

早速ですが、このBluetooth化キットを使ってSE215 Special Editionをリケーブルしてみましょう。

イヤホン本体とケーブルは引っ張ると外れますので、RMCE-BT1に接続します。

全体像はこんな感じ。

ケーブルの左右と中央に何やら構造物がありますが、右からリモコン、バッテリー、ケーブル止めとなっています。操作や充電ケーブルの接続もすべて右側のリモコン部分で行います。(使うときには右下の白いタグは切りました。)

リモコン部分にあるカバーを開けると、、、

microUSBポートが現れます。このカバーは比較的開けやすいです。

また、真ん中のバッテリー部分には特に機能はありませんが、襟止め用のクリップを付けることができます。(これも付属品です。上の内容物の写真に入れ忘れてしまいました。ごめんなさい。)

左側には、ケーブルをまとめるやつ(正式名称知らない)がついてます。運動するときなどに使うと便利なようです。

操作感をチェック

操作を行うのは右側のリモコンから。拡大するとこんな感じです。よくある3ボタン式ですね。

ボタンは「+」「○」「–」の3種類。

  • ○ボタン:短押しで再生/停止、長押しでSiri、さらに長押しで電源ON/OFF
  • +ボタン:短押しで音量上げる、長押しで次のトラック
  • –ボタン:短押しで音量下げる、長押しで前のトラック

まずはイマイチな点から述べていきましょうか。3点あります。

あ、悪いところばかりに見えてしまうので、最初にフォローしておきますよ。このイヤホンは「音楽を楽しむため」にあるものであって、操作感の善し悪しで評価するべきものではないです。イマイチといっても、使っていたらちょっと気になるかなという程度なので、そこはご理解ください。

1点目は効果音の話です。○ボタンの長押しで電源を入れると、女性の声で「Power on」→「Connected」と流れます。普段AirPodsやBeatsXなどの「割と心地いい効果音が流れるイヤホン」を使っていると、このアナウンスはちょっと安っぽいです。2,000円くらいの安いモデルと変わらないじゃん。

2点目は音量調節について。iPhoneの音量って(Androidと違って)無段階で滑らかに調節できて、自分の好きなところで止められますよね。しかしこのイヤホンは、音量自体はiPhoneの音量バーと対応していますが、「見えない段階」が存在します。つまり、iPhoneの画面上でゆっくり音量を上げていっても、カクッカクッと上がっていくんです。機能自体に問題はありませんが、上品さには欠けるかな。

3点目はリモコン操作。電源を切る際は○ボタンを2〜3秒くらい押す必要があります。押し始めて1秒くらいでピピッと鳴って、そこで離すとSiriが起動します。離さずにずっと押し続けると、さらに1秒後に電源が切れるというような具合です。なので間違えてSiriを起動してしまうこともしばしばで、電源を切る操作がちょっと面倒臭く感じてしまいます。

一方、操作感について良い点は、バッテリー残量をiPhone側で確認できるという点です。

個人的にはワイヤレスイヤホンには必須な機能だと思っていますが、この製品でもきっちり対応しています。すばらしい。

また、バッテリーの持ちは、公式には最大8時間とのことですが、特に盛っているという印象は受けませんでした。きちんと測ったわけではありませんが、5時間くらいは普通に持ちます。なのでいい条件が重なったら8時間というのも嘘じゃないと思っています。

音質をチェック

音質に関しては、個人の好みもありますし、文章で伝えるのも限界があります。なのでワイヤレス化前の「SE215 Special Edition」との比較が中心になります。

まずは技術的な話から。公式サイトによると対応コーデックはSBCのみで、より良い音質を期待できるAACやaptXには(もちろんLDACにも)非対応です。僕はiPhoneで使いたかったのでAACに対応してもらえていたら文句なしだったのですが、この点はちょっと残念ですね。

だからといって音質が絶望的に悪いということはなく、個人的には許容範囲内かな。有線と比べると若干細やかさに欠けますが、有線の音質とワイヤレスの利便性を天秤にかけたときに、僕なら後者を取ります。我慢できちゃうくらいの若干の劣化です。

また、遮音性はさすがSHUREという印象です。これは有線のときと変わらないので新たな発見はありませんが、イヤホンを付けて音楽を流すと周りの音がほとんど聞こえなくなります。街を歩いているときは怖いので片方を外しています。いわゆる「SHURE掛け」をしているので、片方を外してもぷらーんと垂れないのがいいですね。

BeatsXと比べると…

同じカナル型イヤホンで価格帯も近い「BeatsX」と「SHURE SE215 Special Edition Wireless」。

まず音質を比較すると、どちらも似たような傾向なんですよ。元気のいいベースの音を鳴らしてくれるし、アコギのような繊細な音も(ある程度は)綺麗に奏でてくれます。もちろん、どちらもダイナミック型のドライバを搭載しているので、音の細やかさに関しては妥協が必要です。その上で、どちらもがんばってるなというのが正直な感想です。

なので、この2モデルで悩んでいる人は、装着スタイルの好みで選んでもいいかもしれませんね。BeatsXは耳から垂れているケーブルが長いので、意外と邪魔に感じます。一方、SE215 SE Wirelessはケーブル自体も短い上にSHURE掛けしているので、ほとんど邪魔になりません。これは嬉しい誤算でした。

まとめ

リケーブルってこんなメリットもあったんですね。これまでは「断線したら交換できて便利だなー」という程度にしか思っていなかったのですが、ちょっと見直しました。SHUREってすごいやん。

既にSE215以上のイヤホンを持っている人は、最小限の投資でお持ちのイヤホンをワイヤレス化できますよ。だから今すぐ買うべきだと思う。

大変快適で、今年買って良かったものベスト10に間違いなく入る一品でした。では!

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